私の好きなテフロカクタス
私は学生の頃、当時伊豆高原の光の村にあった農大育種学研究所の圃場で、先輩の長田さんがアルゼンチンで採集した握り拳大のテフロカクタスを見て、いつかはこんな植物を育てて見たいものだと夢見たものだった。それから50年、スウェーデンのサックシードから種を買って、実生を繰り返し、イメージに叶う植物を2株だけ残した。それが幅広の紙状刺の武蔵野系のパピラカンサス(Tephrocactus articulatus 'Papyracanthus')と強大な針状刺の槍武者(T.aoracanthus)だ。前者はもう10節にも育ち、高さも50cm以上になってイメージ通りに育った。後者はキリンウチアに接いである時は素晴らしい刺だったが、降ろしたら刺の長さが半減し、がっかり。時間をかけて大きくすべく頑張っているが、途中で1度折ってしまい、さらに手間取っている。3番目は友の会のYさんにいただいた黒太刀で、これも大株に育っている。茎節は小さく物足りないが、黒い刺が素晴らしく、花も良く咲くので嬉しい植物だ。これらはアルゼンチン原産で、以前、NHKの特集で俳優の滝藤賢一さんがこれらの自生地を訪れる番組をやっていた。




温室では白マミの白星(Mammillaria plumosa)と白玉兎(M.geminispina)が咲き出したが、やはり白マミは綺麗でいい。


南米物ではブラジル原産のユーベルマニア・フラビスピナ(Uebelmannia flavispina)とピエールブラウニア・バイエンシス(Pierrebraunia bahiensis)、アロハドア・ナナ(Arrojadoa nana)も咲いている。




この記事へのコメント
パピラカンサスも槍武者も長く尖った刺しと伸びた茎節が戦国武者のようでもあり、また異世界の生物のようでもあり素晴らしくカッコイイです👍👍
一転アロハドア・ナナはとても愛らしいです😊👍
さらりと凄い事が書いてありますね・・・
50年間、特定の植物への興味関心をブレずに貫ける人はちょっと学芸員様しか想像出来ません!
趣味で60年以上サボテンをいじっているのですから、50年は当たり前です。
今は来年の春の植え替えを目指して、スペースを整理しています。培養土の買い出しも容易ではありません。