パロディー、赤ドラなど
我が家でクリーム色花の原種アマリリス、ボリビア原産のヒッペアストラム・パロディー(Hippeastrum paropdii)が咲いた。丈夫な種だが、ここ数年不調で生育が悪かったが、今年は久し振りに快調だ。また私の初期の交配種赤ドラ(H.hybrid 'Akadora')も咲いた。これはドラニアエ(H.doraniae)と令夫人(H.hybrid 'Reifujin')の交配で出て来た中で、最も赤が濃かったので、この名前になった。これが緋の衣(H.hybrid 'Hinokoromo')やハリソニー交配のワイン・ドリーム(H.harrisonii hybrid 'Wine Dream')の片親なのだ。確かにいい色だ。3番目はパロディーの交配種でコーラル・パロディー(H.parodii hybrid 'Coral Parodii')だ。多分片親はドラニアエだ。



露地では丈夫なグラシリス系品種(H.gracilis hybrid)の赤が咲いている。毎年蹴っ飛ばされたり、踏みつけられても回復し、咲いて来るから大したものだ。
次はワニ園のハリソニー(H.harrisonii)の咲き具合の紹介だ。ウルグアイ原産。昨年まではアングスティフォリウム(H.angustifolium)の血の入った赤がたくさん咲いていたが、今年は皆無でハリソニーだけ。ちょっと寂しい風景だ。


温室の中では、小型のコスタス・クルビブラクテアータス(Costus curvibracteatus)が2タイプ咲いている。ホノルルの空港の中庭で咲いているのを見て気に入り、尾崎さんに手配してもらったものだ。フキウジンソウ科でコスタリカ原産。
最後は屋上の母の日飾りのダイアンサス(Dianhthus hybrid)だ。担当者は毎年大量に仕立てては、こうして飾ってくれる。ナデシコ科だ。



この記事へのコメント
ましてや香りのある花があるなんて思いもしなかったです。
此処に来ると沢山の驚き、感動に出会えて楽しいです。
コスタス・クルビブラクテアータスも始めて見る植物です
素敵な出会いを有難うございます。
お褒めいただき恐縮です。
毎日写真撮影に追われ、ネタ探しに汲々としている毎日ですが、こういうお言葉をいただくと報われる思いです。当面は5000回を目指して頑張ります。