パロディー、赤ドラなど

我が家でクリーム色花の原種アマリリス、ボリビア原産のヒッペアストラム・パロディー(Hippeastrum paropdii)が咲いた。丈夫な種だが、ここ数年不調で生育が悪かったが、今年は久し振りに快調だ。また私の初期の交配種赤ドラ(H.hybrid 'Akadora')も咲いた。これはドラニアエ(H.doraniae)と令夫人(H.hybrid 'Reifujin')の交配で出て来た中で、最も赤が濃かったので、この名前になった。これが緋の衣(H.hybrid 'Hinokoromo')やハリソニー交配のワイン・ドリーム(H.harrisonii hybrid 'Wine Dream')の片親なのだ。確かにいい色だ。3番目はパロディーの交配種でコーラル・パロディー(H.parodii hybrid 'Coral Parodii')だ。多分片親はドラニアエだ。DSCN0063.JPGDSCN0061.JPGDSCN0065.JPGDSCN0067.JPGDSCN0069.JPG露地では丈夫なグラシリス系品種(H.gracilis hybrid)の赤が咲いている。毎年蹴っ飛ばされたり、踏みつけられても回復し、咲いて来るから大したものだ。DSCN0079.JPGDSCN0077.JPG次はワニ園のハリソニー(H.harrisonii)の咲き具合の紹介だ。ウルグアイ原産。昨年まではアングスティフォリウム(H.angustifolium)の血の入った赤がたくさん咲いていたが、今年は皆無でハリソニーだけ。ちょっと寂しい風景だ。DSCN0097.JPGDSCN0098.JPGDSCN0100.JPGDSCN0093.JPG温室の中では、小型のコスタス・クルビブラクテアータス(Costus curvibracteatus)が2タイプ咲いている。ホノルルの空港の中庭で咲いているのを見て気に入り、尾崎さんに手配してもらったものだ。フキウジンソウ科でコスタリカ原産。DSCN0105.JPGDSCN0103.JPG最後は屋上の母の日飾りのダイアンサス(Dianhthus hybrid)だ。担当者は毎年大量に仕立てては、こうして飾ってくれる。ナデシコ科だ。DSCN0088.JPGDSCN0086.JPGDSCN0090.JPGDSCN0092.JPG

この記事へのコメント

K・かずお
2025年05月21日 20:19
私は学芸員さんの日記を見るまでは、アマリリスにこんなにも多くの魅力的な種類があるとは知りませんでした。
ましてや香りのある花があるなんて思いもしなかったです。
此処に来ると沢山の驚き、感動に出会えて楽しいです。
コスタス・クルビブラクテアータスも始めて見る植物です
素敵な出会いを有難うございます。
学芸員
2025年05月22日 11:11
K.かずおさん、

お褒めいただき恐縮です。
毎日写真撮影に追われ、ネタ探しに汲々としている毎日ですが、こういうお言葉をいただくと報われる思いです。当面は5000回を目指して頑張ります。