テロペアの剪定
分園入り口通路の上に茂っているテロペア(Telopea speciosissima)、今日、吊ってある紐が切れて、枝が下がっていたので、思い立って、枝吊りがてら手入れをした。記録を見ると、この場所では1995年に初開花しているから、開花し始めてから今年で30年ということだ。私の恩師、飯田先生に種や苗をいただいているので、実生からだと35年位だろう。これまで花の終わった殻は片付けたが、本格的な剪定、手入れは初めてで、古い枝や弱った枝、懐枝を切って整理し、一抱えも剪定枝が出た。ここはダンプが出入りするので、それに当たらないように剪定するのも、目的の1つだった。画像は剪定、誘引後の姿で、数えてみると花数はほぼ100輪あった。決してオーバーな数字ではない。見事なものだ。プロテア科でオーストラリア原産。ついでに須磨浦普賢象(Cerasus serrulata 'Sumanoura Fugenzou')も満開なのでもう一度紹介する。



次は中庭のケープバルブの中からスパラキシス・トリカラー(Spalaxis tricolor)の各色を紹介する。私が球根学会に入会した時、種をプレゼントされたもので、一時は香料温室横のベッド一面に咲き誇っていたのが、モラエアやハブランサスを植え始めたら、一気に個体数が減ってしまった。アヤメ科で南アフリカ原産。






最後は研究室に飾ってある南米チリ原産、テコフィレア科の小球根、ゼフィラ・エレガンス(Zephyra elegans)だ。長年作っているが、綺麗に咲き揃うことは珍しく、今年はこれまでで一番なので、部屋に飾っている。しかも、香りも素晴らしい。花のイメージはネモフィラに似ているが直径は半分程の大きさで、草姿も華奢である。

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