御衣黄咲く

分園入り口で早くも緑がかった花を咲かせる八重桜、御衣黄(Cerasus serrulata 'Gioiko')が咲き始めた。4月になって不順な天気と寒さもあったが、春は一気に進んでいる。御衣黄の横では八重桜の代表品種、普賢象(C.serrulata 'Albo-rosea')が咲き始めている。桜が咲いて喜ばない人はいないが、私もこれらの花の開花に接して、強くそう思う。バラ科で日本の品種だ。上記学名は日本花の会のサイトで調べたもの。御衣黄、私は「Gyoiko」と書くが、「Gioiko」らしい。普賢象も「Albo-rosea」となっており、新知見だった。DSCN8271.JPGDSCN8269.JPGDSCN8277.JPGDSCN8266.JPGDSCN8275.JPGDSCN8272.JPG入り口スロープの頭上ではテロペア(Telopera speciosissima)が咲き始めた。これも例年通りの咲き具合だが、今年はアクリルドームの外に伸び出した枝が元気で沢山咲いているが、全くの死角で困ったものだ。おかげで、ドームの下は花数が少ない。プロテア科でオーストラリア原産。DSCN8291.JPGDSCN8289.JPG1号温室、球根ベゴニアの所では黒っぽい花のアマリリス・カランバ(Hippeastrum hybrid 'Carramba')とオレンジ色のペティオラータム(H.petiolatum)が満開。隣のシンニンギア・カージオナリス(Sinningia cardinalis)とマクロポダ(S.macropoda)も満開。アマリリスはヒガンバナ科、シンニンギアはイワタバコ科で共にブラジル原産。その横のヒポキシス・コルチシフォリア(Hypoxis corchisifolia)も満開だ。こちらはキンバイザサ科で南アフリカ原産。DSCN8312.JPGDSCN8308.JPGDSCN8307.JPGDSCN8319.JPGDSCN8317.JPGDSCN8314.JPGDSCN8320.JPGDSCN8323.JPGDSCN8324.JPG最後に最近苗を頂いた、吹き詰め咲きのアネモネ・コロナリア(Anemone coronaria 'Double')だ。咲かせるのは初めてだが、実に綺麗な花で驚いた。ただ弱そうな気がする。キンポウゲ科でヨーロッパ原産。DSCN8311.JPG

この記事へのコメント

K・かずお
2025年04月12日 17:54
御衣黄は私たちの川土手でも延々と並木があり、やはり春の終わりを告げる桜です。
アマリリス・カランバはやはり、引き込まれる神秘的な色合いです。
学芸員
2025年04月13日 12:09
K.かずおさん、

カランバは花立ちも良いし、輪数も多いし、この色ですから最高の品種です。花粉は冷凍しましたが、これ以上いじる必要はないかもとも思います。
桜は一気に満開です。速いですね。