御衣黄咲く
分園入り口で早くも緑がかった花を咲かせる八重桜、御衣黄(Cerasus serrulata 'Gioiko')が咲き始めた。4月になって不順な天気と寒さもあったが、春は一気に進んでいる。御衣黄の横では八重桜の代表品種、普賢象(C.serrulata 'Albo-rosea')が咲き始めている。桜が咲いて喜ばない人はいないが、私もこれらの花の開花に接して、強くそう思う。バラ科で日本の品種だ。上記学名は日本花の会のサイトで調べたもの。御衣黄、私は「Gyoiko」と書くが、「Gioiko」らしい。普賢象も「Albo-rosea」となっており、新知見だった。




入り口スロープの頭上ではテロペア(Telopera speciosissima)が咲き始めた。これも例年通りの咲き具合だが、今年はアクリルドームの外に伸び出した枝が元気で沢山咲いているが、全くの死角で困ったものだ。おかげで、ドームの下は花数が少ない。プロテア科でオーストラリア原産。
1号温室、球根ベゴニアの所では黒っぽい花のアマリリス・カランバ(Hippeastrum hybrid 'Carramba')とオレンジ色のペティオラータム(H.petiolatum)が満開。隣のシンニンギア・カージオナリス(Sinningia cardinalis)とマクロポダ(S.macropoda)も満開。アマリリスはヒガンバナ科、シンニンギアはイワタバコ科で共にブラジル原産。その横のヒポキシス・コルチシフォリア(Hypoxis corchisifolia)も満開だ。こちらはキンバイザサ科で南アフリカ原産。







最後に最近苗を頂いた、吹き詰め咲きのアネモネ・コロナリア(Anemone coronaria 'Double')だ。咲かせるのは初めてだが、実に綺麗な花で驚いた。ただ弱そうな気がする。キンポウゲ科でヨーロッパ原産。
この記事へのコメント
アマリリス・カランバはやはり、引き込まれる神秘的な色合いです。
カランバは花立ちも良いし、輪数も多いし、この色ですから最高の品種です。花粉は冷凍しましたが、これ以上いじる必要はないかもとも思います。
桜は一気に満開です。速いですね。