スミシアンサ・ラウーイ咲く
明日は東京行きなので、今日2日分上げておく。
メキシコ原産、イワタバコ科のスミシアンサ・ラウーイ(Smithiantha laui)が咲き始めた。一昨年種を播いて株を更新したので、大きく育ちとても元気だ。本種は私が唯一記載に関与した植物で、とても思い出深いものである。昔、ラウーさんから来た種を播いたら藤色の綺麗な花が咲いたので、新種ではないかと思い、広島の中山長秀氏のアドバイスを頂いて、フロリダ、マリーセルビー植物園のイワタバコ科植物の専門家、ハンス・ウイーラー博士をラウー氏に紹介したのだ。その後、ウイーラー博士がラウー氏をガイドにフィールド調査を行い、最終的にはスミシアンサ・ラウーイとして新種記載されたのだ。
スミシアンサの横では大輪の原種アマリリス、ヒッペアストラム・コレイエンセ(Hideo correiense)が咲き始めた。2輪咲きで、派手ではないが、結構早咲きなのだ。当園で早咲きのトップと言えばミニアマリリウスのヒッペアストラム・ストリアータムのミニチュアフォーム(H.striatum ’Miniature form`)で、5球あって1ヶ月も前から咲いているが、今日10本目の花芽を確認。各球2本ずつの開花ということで、こんな花付きの良い種は珍しい。続いてヒッペアストラム・ペティオラータム(H.petiolatum)も一斉に蕾をあげてきた。これは10鉢もあるので、一体何本咲くだろう。とても楽しみだ。これらはブラジル原産でヒガンバナ科だ。



次はリプサリスの類で、プセウドリプサリス・アマゾニクス変種パナメンシス(Pseudorhipsalis amazonicus var.panamensis)だ。これもラウー氏から来た植物で、こんな素晴らしいハンギング素材はない。ただし生育は極めて遅いので、我が園の栽培温室の特殊技術がないと、綺麗な吊り鉢にはならない。サボテン科でパナマ原産。



メキシコ原産、イワタバコ科のスミシアンサ・ラウーイ(Smithiantha laui)が咲き始めた。一昨年種を播いて株を更新したので、大きく育ちとても元気だ。本種は私が唯一記載に関与した植物で、とても思い出深いものである。昔、ラウーさんから来た種を播いたら藤色の綺麗な花が咲いたので、新種ではないかと思い、広島の中山長秀氏のアドバイスを頂いて、フロリダ、マリーセルビー植物園のイワタバコ科植物の専門家、ハンス・ウイーラー博士をラウー氏に紹介したのだ。その後、ウイーラー博士がラウー氏をガイドにフィールド調査を行い、最終的にはスミシアンサ・ラウーイとして新種記載されたのだ。
この記事へのコメント
可憐で良い花だと思います!
東京行きとのことで、お土産のお話を楽しみにさせて頂きますね!
花がエアーブロメリアの様な花で面白いです。
ラウーさんが健在の頃は、頻繁に種などが送られて来て楽しみでした。最終的にはソテツ類とイワタバコ類に絞ってもらいましたが、それはスミシアンサなどが面白かったからです。ソテツ類、主にザミアとディオーンですが、それも30年経って標本株になっています。