温室の草取りとディオーンの手入れ
昨日は陽射しがあって我が家の温室は暖かかったので、地植えベッドの除草と通路の草取りを片付けた。ついでにアマリリスの枯葉を整理し、張り出したキリンウチワ(Pereskiopsis velutina)を剪定し、びっしり生えているカランコエの錦蝶(Kalanchoe tubiflora)も片付けた。温室は無加温でも、陽射しが出れば暖かいので、通路の雑草にとっても天国で、たちまち茂ってしまう。多分バケツに10杯くらいはあったはずだ。ついでに温室の前で伸び放題のヒメノウゼンカズラ(Tecomaria capensis)もバッサリと切り、ディオーン(Dioon edule)の根元に入り込んで伸びている枝も切った。このディオーンとヒメノウゼンカズラは擁壁とブロックとの間の3cmほどの隙間に実生苗を植えたもので、27年の間に、ディオーンの直径は30cmを超え、ヒメノウゼンカズラのツルは10m以上に伸びて、持て余している。そんな関係で、いつもは上から撮っているディオーンを擁壁の下から見上げてまじまじと見たら大きいこと。球果を着けた雌株も雄株も信じられないくらい大きくなっていて、もう成株だ。画像で確認していただきたい。4枚目が雄株で、枯れた雄球果が2つ見える。雌株の球果はもう2回目で勿論受粉してあるから秋には収穫できるはずだ。1回目のタネはもう実生苗になっていて、売店での即売用に鉢上げし、ラベルも着けてある。ディオーンはザミア科でメキシコ原産、ヒメノウゼンカズラはノウゼンカズラ科で南アフリカ原産。


ベランダでは白花のペチコート水仙、ナイロン(Narcissus hybrid 'Nylon')が咲いている。原種に近いローマンヒアシンス(Hyacinthus orientalis)も早咲きのタイプはもう一息まで蕾が色付いている。これらはヒガンバナ科とキジカクシ科でヨーロッパ原産。またごく繊細なグラジオラス・グラシリス変種ラティフォリウス(Gladiolus gracilis var.latifolius)が咲いていた。小さいし、この色なので、いつも見逃してしまうが、今回は間に合った。オキザリス・バーシカラーも陽射しが当たると綺麗に開く。これらはアヤメ科とカタバミ科で南アフリカ原産。






この記事へのコメント
ご自宅にもこんな大きいディオーンがるんですね。流石、熱川villaです😊
ラジオラス・グラシリス変種ラティフォリウスは、まるで蘭の様にスポッドも入って素敵です👍
亀の甲より歳の効で、時間をかけられる立場にあるのが一番強いですね。1つの
植物を実生から50年も観察できる立場の人は少ないですからね。私は恵まれています。
タネから育ててみたいと思いますが、もしよろしければ播種の方法を教えていただけますか?
バンクシアの果実をご購入いただきましてありがとうございます。バンクシアやプロテアのタネは鹿沼土に播くのがいいと思います。お彼岸ごろに、鉢に鹿沼土を入れ、水を含ませてから、ピンセットで穴をあけ、種をピンセットで挟み、穴の中に立てるようにして、種が隠れる程度の深さに播いたらいいと思います。鉢はビニールやラップで蓋をしてゴムでとめておきます。鉢皿の上に置き、乾いたら腰水で潅水します。これで日当たりの良い暖かい所に置いておけば、1ヶ月位で発芽します。
鉢上げも鹿沼土単用で行ない、肥料分は入れません。無肥料栽培がプロテア科植物栽培の原則です。
播種方法の詳細が詳しく分かり安心しました。
お彼岸が楽しみです♪
(このサイトは昨夜見つけましたが、熱川やワニバナナ園に行く前には必ずチェックしようと思います)
ありがとうございます。
これからもよろしくお願いします。