球根ベゴニアも終盤です

今シーズンから、球根ではなく、苗を導入して飾るようになった球根ベゴニア(Begonia tuber-hybrida)だが、電照しているのに、数輪咲くと芽が止まってしまい蕾が出てこず、片づけざるを得ない。だからこのコーナーは、毎日の片付けとスペース調整に追われ、結構忙しない。アマリリスなどの植え替えを急いだのも、棚を埋める後続の植物がないからで、すでに球ベゴは前の棚だけになり、後ろの棚はアマリリスなどの球根類で占められるようになっている。あと1ヶ月もしたら球ベゴは無くなってしまうので、後の飾りを考えると頭が痛い。昨年は7月まで球ベゴがあったのだから、その穴埋めは容易ではない。シュウカイドウ科で原種はアンデス原産。DSCN2847.JPGDSCN3865.JPG棚の奥ではスミシアンサ・オーランティアカ(Smithiantha aurantiaca)が咲いているが、これが終わると今度はスミシアンサ・ラウーイ(S.laui)に引き継がれるが、ラウーイの花芽はまだ小さい。シンニンギアなどのイワタバコ類もようやく芽が動き始めたばかりだ。DSCN3862.JPGDSCN3860.JPGアマリリスのパピリオ(Hippeastrum papilio)は綺麗に咲いているが、平板状に開かず、抱え気味に咲くので、満開の印象に乏しいのが本種の欠点。ヒガンバナ科でブラジル原産。ティランジアのコーナーのビルベルギア・ヌータンス(Billbergia nutans)は1輪ずつ咲いて来るが、地味な植物だ。入り口入ってすぐの所にはトックリアナナスのアズテック・ゴールド(Aechmea recurvata 'Aztec Gold')を飾ってある。パイナップル科でどちらもブラジル原産だ。DSCN3858.JPGDSCN3856.JPGDSCN3851.JPGDSCN3854.JPGDSCN3868.JPG我が家では最晩成の洋種ツバキ・ダローネガ(Camellia japonica 'Dahlohnega)の2輪目が咲いて来た。いつもは4〜5月に咲くので、こんなに早いのは珍しい。船木園から戸室の名前で来た赤小輪の品種(C.japonica cv.)も良く咲いて来た。端正で色の良い品種だ。細雪(C.japonica 'Sasameyuki')もようやく花数が多くなったが、ヒヨドリなどに突かれまともな花は少ない。ツバキ科でダローネガはアメリカ、他は日本の品種だ。DSCN3683.JPGDSCN3682.JPGDSCN3688.JPGDSCN3689.JPGDSCN3686.JPGDSCN3694.JPG

この記事へのコメント

てーしん
2025年02月12日 17:58
パピリオ、左右相称花のようで面白いですが、やはり一般的なアマリリスのような
満開な感じではありませんね。
似たような花だとアルストロメリアが思い浮かびました。

そして何度見ても球ベゴの花畑は圧倒的に豪華です!
これの代わりになる花が私には思いつきませんでした・・・
学芸員
2025年02月13日 18:04
てーしんさん、

球ベゴは1球でも豪華ですから、各地の植物園はこれだけでお客を呼べるんです。当園は夏場イワタバコ科の植物に入れ替わりますが、これから育苗なんです。忙しないですね。