キルタンサス、和ランなど

遅れ気味だったがピンクのキルタンサスが咲いて来た。これは稲取の街中で良く見かけるもので、我が家でも1鉢もらって来て殖やしたものだ。キルタンサスい・マッケニーの1タイプ(Cyrtanthus mackenii 'Pink')で、我が家にはこのクリーム色(C.mackenii var.cooperi)があって、一時は旺盛に殖えていたが、今はおとなしくなってしまった。多分実生で更新するとまた元気になると思う。ヒガンバナ科で南アフリカ原産。その横では和ランの初音(Cymbidium hybrid 'Hatsune')が咲き始めた。去年は10本も咲いて驚いたが、エネルギーを使い果たしたのか、今年は2本だけ、花が終わったら株分けして仕立て直すつもりだ。ついでに先日安売りを買ってきたシンビディウム(Cymbidium hybrid)も綺麗に咲いている。安く買って何年も楽しむのが私の流儀だ。DSCN3757.JPGDSCN3760.JPGDSCN3762.JPGDSCN3763.JPGDSCN3768.JPG温室では刺物、特に金鯱(Echinocactus grusonii)が春の日差しを浴びて金色に輝き本当に素晴らしい。かつて私が夢見た温室風景が今目の前にある幸せ、最高だ。サボテン科でメキシコ原産。DSCN3675.JPGDSCN3678.JPGDSCN3660.JPG花物ではマミラリア・カルメナエのピンク花(Mammillaria carmenae 'Pink')と赤っぽい刺でクリーム花タイプが咲いている(M.carmenae 'Red Spine')。白星(M.plumosa )やギゼラエ(M.giserae)は定番で咲いているし、クルシゲラ(M.crucigera)も咲いてきた。またギムノカクタスの白鯱(Gymnocactus knuthianus)も遅れたが1輪目が咲いて来た。これらは全てメキシコ原産だ。DSCN3664.JPGDSCN3774.JPGDSCN3782.JPGDSCN3775.JPGDSCN3785.JPGDSCN3788.JPGDSCN3779.JPG

この記事へのコメント

てーしん
2025年02月09日 19:13
金鯱の林立、何度見させて頂いても感動です。
すぐには叶わない幸福を諦めずに、一度決めたら最後までやり遂げるまで追求し続けた学芸員様には本当に畏敬の念を感じます。

「夢は叶う」という信念を感じました。
K・かずお
2025年02月09日 19:21
この季節、街中でキルタンサスが咲き乱れる。流石伊豆半島ですね。
中々優しい色あいで好みです👍
そしてあのかつて夢にまで見たメキシコのビザールたちが今、温室で再現され目の前にある幸せ! この上ない喜びですね。👍👍
この幸せが永遠に続きますように!
学芸員
2025年02月10日 12:28
てーしんさん、K.かずおさん、

最近群馬カクタスクラブの70周年誌をいただいたのですが、メンバーの自己紹介で栽培面積、50坪、60坪ばかりで驚きました。私の温室は10坪ですが、棚面積はその半分ですよね。それでも植え替えは大事業です。刺物の標本株をゆったり並べて、数を減らしたい希望はあるのですが、全部一斉に大きくなりますから大変です。