ヤシの剪定、手入れ終了

 ちょうど暇な時期なので分園のヤシの古い葉の剪定と花切りをやっていたが、ようやく今日で終わらせた。ブラジルヤシ(Butioa capitata)とビロウ(Livistona subglobosa)で4日、カナリーヤシ(Phoenix canariensis)2日、チャボトウジュロ(Chamaeropus humilis)1日で都合7日かかった。量で言うと、2トンダンプで6台半位だろうか。ちなみに全部ヤシ科でブラジルヤシはブラジル原産、ビロウは日本、中国、カナリーヤシはカナリー諸島、チャボトウジュロはヨーロッパ原産だ。
 切るのは、日常の管理が早く終わる私の仕事で、7割位は一人で切っている。お陰で生傷が絶えず、今回は初っ端に刺で耳たぶを引っ掻き、大分出血した。手の平や手首の傷はいつものことで、皮の手袋の表まで血が染みてくるのも度々だ。ただ当人は痛みに強く、一向に気にしないので、騒ぐこともない。
 ノコギリは替え刃式の「刃多楽」という安物を使うが、これがよく切れるので、新しい刃を付けて作業にかかるが、枯れた葉の葉柄は硬く、左手で切る場合など苦労する。だから夜になると左肩と左上腕部が痛いので湿布薬を塗ったりしている。そして1週間余りでようやく終わらせたと言うことだ。
 今年は2年ぶりでカナリーヤシを切ったので、1本切るだけで1日仕事、幹の長さで50cm分位切るので、枚数で100枚、ダンプ1台分の量になる。画像はそのカナリーで、1号温室を出た右手、バナナ温室のレベルにあり、研究室の入り口から見ると正面に見える。スッキリした姿を見ていただきたい。
 次は土手のブラジルヤシで株が老化し、枯れそうな株もあるが、そういう株程枯葉が出るので手が抜けない。またブラジルヤシの場合は出てきた棍棒状の花を切ったり、去年の枯れた花殻を切ったりする。怪我をするのはこういう時で、成長点近くに出ている花の根本を切る場合、どうしても手前の葉の葉柄部が邪魔になり、手首や腕を引っ掻くことになる。今は上着を着ているからいいが、夏はTシャツで作業するので、腕が血だらけになる。他のスタッフは長袖で作業するが、私は暑いのが嫌なのでTシャツなのだ。だから生傷が絶えないのは当然だ。
 私の場合、家に帰って風呂に入り、傷口を洗っておけば、翌日には気にならなくなる。乱暴な話だが、こうして常に免疫を活性化させているので、私はコロナにもならないし、インフルエンザにもならない。勿論、コロナの予防接種は他の老人並みに受けたが、インフルエンザの予防接種は今までやったことがない。私の健康の秘訣は、生傷を気にせず作業することで、常に免疫を活性化させておくことなのだ。勿論、私は医者ではないので独善的な発想だろうが、それで今日まで健康で過ごして来たのだ。
 ただ健康と体の酷使から来る、肩痛、腰痛は別で、私も人並みに夜は腰痛に悩まされている。特にコタツで仰向けに寝ていると、腰の筋肉が弛緩して、いざ起きる時、痛みが出て、立ってもすぐには腰が伸びない。でも職場に来てウオーミングアップが済めば、腰痛は出ない。便利な体である。
 便利な体と言えば、私は蜂にも強く、アシナガバチ程度なら、刺された瞬間は人並みに痛いはずだが、数分で痛みは消え、跡も残らない。コガタスズメバチでも同様だが、この時は目の上を刺されたので痛みはなくとも青ずみは残った。オオスズメバチにはまだ刺されたことはない。
 とは言え、ブラジルヤシの花にはスズメバチがよく来るので、顔のすぐ近くまでハチが来ることはある。ただ蜜を集める働き蜂と巣を守る兵隊蜂は違うはずで、働き蜂は刺さないと思うので、私は気にせず作業している。これも思い込みかな?。でも刺されたことはないよ。
 ちなみに歳を取ったら私は蚊にも刺されなくなった。だから庭仕事でも蚊は気にしないで済む。それに仮に刺されても痒みは感じない。これも便利な体だ。と言うことで、今日は半分自慢話になってしまった。信じる信じないは皆さんの勝手ですよ。DSCN3404.JPGDSCN3403.JPGDSCN3401.JPGDSCN3410.JPG

この記事へのコメント

K・かずお
2025年01月31日 19:44
いやあ!大変な作業ご苦労様でした。ヤシの剪定がサボテンやディッキアなどよりも危険だったんですね!
カナリー、かなり~スッキリしましたね。親父ギャグ失礼しました。
でもカナリ―よりも強力だったのは学芸員さんだったんですね。
蜂も、蚊もへっちゃら、ウイルスさえも避けて通る、ターミネーターですね。
唯一勝てるのは奥様くらいでしょうか(笑)
てーしん
2025年01月31日 19:58
き、今日のお話はとても興味深いですね!

サボテンもハチもソテツもヤシも同じ刺されるダメージということで
体のほうが完全に耐性を身に着けたのですね・・・
はからずとも医学研究に貢献ですね!
学芸員
2025年02月01日 08:47
K.かずおさん、てーしんさん、

コメントありがとうございます。元気で居られることは有り難いことです。サボテンの刺も役に立っていると言うことですね。