セラトザミアの種、残念でした
今朝、ソテツのベッドでセラトザミア・メキシカナ(Ceratozamia mexicana)の果実が半分に折れて落ちていたので回収し、種を半分取り出してみた。これは私が花粉をかけて人工授粉させた果実なのだが、残念ながら種子は未熟で、多分未受精だったのだろう。種がビッシリ取れたらどうしようなどと悩んでいたのだが、すっかり杞憂に終わってしまった。セラトザミアはサイテス1類なので、苗を作っても登録証なしでは売れないので、扱いをどうしようか悩んでいたのが、全ては空振りで終わってしまった。当園には雄2株、雌1株の計3株あり、毎年のように交配しているのだが、種の採れる例は少ない。かつて採れた種の実生は、もうとても大きくなって、本園の山に植えた記憶があるが、まだ生きているはずだ。ザミア科でメキシコ原産。

1号温室入り口にはルエリア・マクランサ(Ruellia macrantha)の鉢が一気に増えて賑やかになった。栽培温室からの搬入だ。キツネノマゴ科でブラジル原産。

球根ベゴニアの所ではスミシアンサ・オーランティアカ(Smithiantha aurantiaca)が咲き始めた。先日まで球ベゴに圧倒されていたのだが、球ベゴの花が一気に終わってしまい、ようやく伸び伸びと飾ることができた。夕方、慌てて撮ったので曇っているがご容赦を。イワタバコ科でメキシコ原産。
パラモンガイア(Paramongaia weberbauerii)も今3輪咲いているが、新たに2輪が開き始めて、明日には5輪の揃い踏みになるだろう。なんとも贅沢な話だ。今画像の綺麗な花は直径18cmに咲いている。ヒガンバナ科でペルー原産。


この記事へのコメント
熱川バナナワニ園で いっぱい見れるので、ソテツが絶滅の恐れがあるなんて知りませんでした。
こうなったら本園の山に探しに行って、登録証を取って 一儲けしましょう(*≧∇≦)ノ💕
登録証は5000円もするので、1株500円で売る苗につけるわけには行かないんですよ。しかも登録証には導入経路とか親株の輸入許可証とかも必要なんで、50年前の輸入許可なんて残っているわけがないじゃないですか。