ティランジアの手入れ
正月明けからティランジアの手入れをしているが、最初は鉢物から始めて、昨日はソテツの上のハンギングを終わらせた。この吊ってあるティランジア、もう30年になるが、ジリ貧になるタイプと旺盛に殖えるタイプがあり、後者の代表がティランジア・アリザ(Tillandsaia arhiza)とストラミネア(T.straminea)だ。とにかく、肥料も一切やらないのにどんどん殖える不思議な植物だ。ガラス室内で棚に置いてある植物ではアルビダが代表だが、とにかくよく育つ。逆に丈夫で一般的な入門種の代表のようなアラウジェイ(T.araujei)、アエラントス(T.aeranthos)、ベルゲリー(T.bergeri)などはジリ貧側で、多分環境が過酷すぎるのだろう。今回アリザは一斉に花茎を伸ばしているのでいじらなかったが、一斉に咲いたらまた報告する。パイナップル科でアリザはパラグアイ、ストラミネアはペルーやエクアドル、アルビダはメキシコだ。2枚目がアリザ、4枚目はガラス室内のイオナンタだ。



次は栽培室内でラベル付けの終わったソテツの苗で、春になったら売店に並べる予定の植物。マクロザミア・ミケリー(Macrozamia miquelii)が100株、サイカス・シンプリシピンナ(Cycas simplicipinna)が40株、ディオーン・エドーレ(Dioon edule)が10株、ザミア・バスケシー(Zamia vazquezii)が6株だ。マクロザミアはザミア科でオーストラリア原産、サイカスはソテツ科でタイ国原産、ディオーンとザミアはザミア科でメキシコ原産。他にスタンゲリア(Stangeria eriopus)もたくさんあるのだが、これはサイテス1類なので、登録証なしでは売れないので持て余している。スタンゲリア科で南アフリカ原産。最後の画像は果樹温室を出た所のソテツの植え込みで、タイ原産のソテツ3種、サイカス・ペクチナータ(Cycas pectinata)、サイカス・ペトラエア(C.petraea)、サイカスsp.ロプブリ(C.sp.'Lopburi')が植わっていて、今ロプブリの新芽が展開している。

次はパパイヤ温室入り口と香料温室出口に飾られたクリスマスカクタス(Schlumbergera truncata cvs.)で、もう終わりかと思っていたら2度目の展示になって驚いた。サボテン科でブラジル原産。


最後は今日の伊豆大島。好天で島がくっきり見えたので1枚紹介する。
この記事へのコメント
お手入れとは、枯れ葉取りや、株分けされるんでしょうか?
アリザはともかくストラミネアも旺盛に繁殖してクランプするんですね。
ウチのストラミネアにも教えてあげよう!(笑)
ガラス室内のイオナンタクランプは私には夢のような光景です。
この視界なら式根島、新島、神津島まで見えるんでしょうね。
10~20代の頃、伊豆諸島で磯釣りしてました。八丈、小笠原まで。
その環境に適した植物がよく育つ。単純なことですが不思議ですね。
大島にいたのは1980年ごろですから、はるかに昔です。大島では私も釣りをしましたよ。メジナやソーダガツオ、懐かしいですね。