パラモンガイア開花
ようやくパラモンガイア(Paramongaia weberbauerii)の1番花が咲いた。これは2009年に蒔いた実生株で、実生15年。この時は3タイプ種を蒔いたのだが、今年は3タイプとも花が出ている。勿論、数年前から咲いているのだが、3つ揃ったのは初めてだ。全体で蕾の出た株数は8で、もしかするともう1つ咲くかも知れないが、結構優秀な結果だ。パラモンガイアは子球まで含めると50球あり、27鉢に植わっている。花の出たのは5号鉢が6つ、4.5号鉢が2つだが、球根の多くさは大体同じで大きな水仙位だ。4.5号鉢の株は根が少ないから小さめの鉢にしたということだ。驚いたのは三宅さんにいただいた1タイプが3球に増えて、3球とも花を出したことで、蕾に特徴があるので、兄弟とすぐわかった。蕾の画像、色が出ているのがそれで、中央の3株が兄弟だ。逆に、当園で1番多い遊川系は今年は1つも花が出ず、これも面白い現象だ。多分昨年咲いたのだろう。ヒガンバナ科でペルー原産。



その横ではブラジル原産、ヒガンバナ科のアマリリスのオーリクム(Hippeastrum auricum)が咲いているが、これが最後の花。ちょうど良い具合に入れ替わって、スペース的にも助かった。とにかく今は球根ベゴニア(Begonia tuber-hybrida)が見事なので、これがメインの展示なのだ。シュウカイドウ科で原種はアンデス原産。

ブロメリアではトックリアナナス(Aechmea recurvata)とその小型変種のベンラシー(A.recurvata var.benrathii)がボツボツ咲いている。ブラジル原産。最後はティランジア・ブルボーサの大型タイプ(Tillandsia bulbosa 'Large form')で、すごく鑑賞価値の高い系統だ。メキシコ原産。



この記事へのコメント