コルチカム咲く
まだまだ暑い日の続く今日この頃だが、我が家ではコルチカム・ピレナイクム(Colchicum pilenaicum)が一気に咲き始めた。コルチカムと言っても小さな花で、野草的な可愛らしさがあり、これはこれでいいものだ。我が家にはこの仲間が3種あったのだが、この秋,植え込もうとしたら2つしか見当たらず、保存時、2種を混ぜてしまった可能性があり困ったことになった。他はフィリフォリウム(C.filifolium)とモンタナム(C.montanum)で、咲いてくればわかるだろうか。イヌサフラン科でヨーロッパ原産。その横ではグラジオラス・カルミネウス(Gladiolus carmineus)も咲き始めた。本種は直径4cmほどの球根だが、葉は1枚しか出さず、花は葉に先立って咲く。球根の育ちは良いのだが、花付きは極めて悪く、毎年1〜2本しか咲かなかったのだが、今年は6本も出て驚きだ。アヤメ科で南アフリカ原産。今日驚いたのは南アフリカ原産のアカネ科の花木、ロスマニア・カペンシス(Rothmannia capensis)に花が咲いていたことで、本来は7月咲きなのに狂い咲きだろう。まだもう1つ蕾が見える。その下ではショウガ科のヘディキウム・シルシフローラム(Hedychium thyrsiflorum)が満開になっている。イノシシ避けに植えたものだが、場所があったのか旺盛な生育をしていて大株になった。ワニ園では昨日、ソテツの実生苗を鉢上げした。ここ数年うまく種が取れなくて売店用の苗に困っていたのだが、今年はオーストラリア原産、ザミア科のマクロザミア・ミケリー(Macrozamia miquelii)が100株、タイ原産、ソテツ科のサイカス・シンプリシピンナ(Cycas simplicipinna)が47株と大盛況だ。これで来春から販売ができる。このあとディオーンやザミアの苗も控えており、今年は豊作だ。
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