ソテツ実生の発芽
今年は売店用にオーストラリアゲンサン、ザミア科のマクロザミア・ミケリー(Macrozamia miquelii)とタイ原産ソテツ科のサイカス・シンプリシピンナ(Cycas simplicipinna)を播いたが、上手いことに両方とも発芽してきた。これで1年後には売店に並べることができる。他にディオーン・エドゥーレ(Dioon edule)やスタンゲリア(Stangeria eriopus)、ザミア(Zamia spp.)などの種子もあるが、収穫後半年を目処に順次播種している。営利的にはディオーンが好ましいが、発芽しないことにはお話にならない。写真は1枚目がマクロザミア、2枚目がサイカスだ。1号温室、今度は売店前の温室から花の咲いたポートランディア・コクシネア(Portlandia coccinea)を搬入して飾り、花の終わったオサは片付けた。アカネ科でジャマイカ原産。新しいところではブラジル原産、イワタバコ科のシンニンギア・ユーモルファ(Sinningia eumorpha)が咲いている。春咲きアマリリスのパピリオ(Hipperastrum papilio)にも季節外れの花が出てきた。私が球根学会に入会した時のプレゼント種子だから、もう年代物だ。ヒガンバナ科でブラジル原産。果樹温室ではレンブ(Eugenia javanica)が大豊作でビッシリと実っている。斑入りのレンブは小さい実で色付かないタイプ。これもビッシリだ。フトモモ科で東南アジア原産。気が付いたらアメダマノキ(Phyllanthus acidus)も実が下に落ちていたので、よく見たら房でビッシリなっていた。トウダイグサ科で東南アジア原産。バナナ温室ではバナナの原種アクミナータ(Musa acuminata)が実っているが本当に小さく、果実は小指程の大きさだ。これは多分西双版納から来た系統だが、元は東南アジアだろう。
この記事へのコメント
これがあのザミア,サイカスになると思うとワクワクしますね。
想い出の春咲きアマリリス今頃咲くこともあるのですね!ビックリ
残暑厳しいので、ご自愛くださいませ。
ソテツもここまで来ると、後は楽なんです。
うしさん、
アクミナータの実は.小指大ですから、舐めて甘みを感じる程度ですが、楽しみにしましょう。