サイカス・ワーデイの花など

私の実生したフィリピン原産、ソテツ科のサイカス・ワーデイ(Cycas wadei)の雄株に花が出て来た。雌雄並んで栽培していてどちらも開花株なのだが、微妙に花の時期がずれて交配までには行かない。私の実生したソテツ類の中では一番生育が旺盛で太く立派に育っている。次はメキシコ原産、ザミア科のディオーン・スピヌローサム(Dioon spinulosum)の雌球果。毎年のように花を出すのだが、残念ながら雄株がないのである。DSCN7497.JPGDSCN7512.JPG次はディオーン・エドゥーレ(D.edule)の果実。確実に受精しており、そろそろ収穫の時期だが、まだ果実は硬く崩れてこない。これもメキシコ原産。次はタイワンソテツ(C.taitungensis)の雄花。今年は花の出が遅く、日本のソテツと同時期になってしまったが、本来は2ヶ月も早いのだ。最後はオーストライアのソテツ、レピドザミア・ペロフスキアナ(Lepidozaqmia peroffskyana)。頭が分頭して花が2つ出ている。これも雌雄とも開花株が露地植えになっているのだが、今年は雌株が咲きそうにない。ザミア科だ。DSCN7521.JPGDSCN7519.JPGDSCN7514.JPGDSCN7517.JPG次はパフィオペディルムコーナーのカラフル展示、今年はパフィオの花が極端に少なく、看板も引っ込めて、カラフル展示を心がげている。シンビディウムのフィンレイソニアナム(Cymbidium finlaysonianum)もまた咲いている。ラン科でジャワ原産。DSCN7491.JPGDSCN7493.JPGDSCN7495.JPGDSCN7501.JPGDSCN7500.JPG通路ではベゴニアのドラゴンウイング(Begonia hybrid 'Dragon Wing')が旺盛に生育開花している。シュウカイドウ科。赤葉のコンニャク、パルビュールス(Amorphophallus parvulus)が次々と花を咲かせているのでよく臭う。サトイモ科でタイ国原産。DSCN7506.JPGDSCN7504.JPGDSCN7509.JPGDSCN7507.JPG

この記事へのコメント

K・かずお
2024年08月10日 15:09
パフィオペディルムにしろ、シンビジュームにしろこの時期に合わせて上手くお花を咲かせておられる技術が素晴らしいです。
コンニャク、パルビュールスは目を惹く花と匂いで存在感抜群ですね。
南海トラフ地震、脅しで終わって欲しいですね。
学芸員
2024年08月11日 13:51
K.かずおさん、

ランの花は、鉢数があればぼちぼち咲くもので、技術とは別次元の問題です。現実におは、これしか咲かないの?というのが正直なところです。