ソテツ11回目の消毒
マクロザミア・ミケリー(Macropzamia miquelii)の新芽にカイガラムシが目立ち始めたので、今日、今年11回目の消毒をした。サイカス・シンプリシピンナ(Cycas simplicipinna)の新芽が伸びているので、薬害の出ないマツグリーン乳剤250倍で20リットル消毒した。全体を見た感じ、ようやくカイガラムシの被害が目立たなくなってきたが、油断は禁物。常に観察を怠らず、上下左右から株をチェックしないとだめだ。画像はシンプリシピンナの新芽と若い種子、次はミコリッチー(C.micholitzii)の若い種子だ。ソテツ科でシンプリシピンナはタイ、ミコリッチーはベトナムの系統だ。その次はこの間ベッドに植えたばかりのザミア・イペティエンシス(Zamia ipetiensis)。雌雄並べて植えたのだが、雌の球果に赤い実が見える。交配した覚えはないが、定植前に受精していたのだろう。ザミア科でパナマ原産。ティランジアのところではキセログラフィカ x ブラキカウロス(Tillandsia xerographica x T.brachycaulos)が綺麗に咲いている。トリカラー(T.tricolor)もまた咲いている。ブラジルのディアマンティナから来たエンコリリウムsp.バウ(Encholirium sp.Vau)もようやく果実が大きくなって、間も無く収穫できそうだ。本種を殖やすのは長年の懸案だっただけに楽しみだ。最後はギアナ高地から来たピトカイルニア・マイディフォリア(Pitcairnia maidifolia)。ちょっと株を弱らせてしまったのがやっと回復、花芽が上がって来た。パイナップル科でエクアドル原産。
この記事へのコメント
綺麗に紅葉するんですね。トリカラー(T.tricolor)の紅葉も素敵な草原です。
ディアマンティナのエンコリリウムsp.バウはデッキアの様に見えます。
でも果実が出来るんですね!
ギアナ高地のピトカイルニア・マイディフォリアは特殊な環境で栽培難しそうですね。
今回紹介した種はどれも丈夫で生育旺盛です。丈夫でなければ桃園では生き残れません。これまでにどれだけ枯らしたか。おぞましい数ですよ。