珍花咲く
売店前の温室でオサ・プルクラ(Osa pulchra)とポートランディア・コクシネア(Portlandia coccinea)というアカネ科の珍花が2種同時に咲いた。オサはダチュラやブルグマンシアみたいな花だが、これでアカネ科なのだ。コスタリカ原産。今日は昼過ぎに撮影に行ったら、花が暑さで萎れていてがっかり。また撮り直しだ。一方のポートランディアはジャマイカ原産、キョウチクトウ科のマンデビラみたいな花だ。


栽培温室では、先日友の会の尾崎さんにいただいたキサントステモン(Xanthostemon 'Orange', 'Pink','Yellow')がオレンジ、ピンク、黄色と3色揃って咲いている。この大きさで咲いてくれるフトモモ科の花木なんて珍しいいのではないだろうか。オーストラリア原産。もう1つは紫花のツンベルギア・フォーゲリアナ(Thunbergia vogeliana)。キツネノマゴ科でアフリカ原産。



この温室では今、激辛トウガラシのカロライナ・リーパーなどトウガラシの苗を作っているのだが、このトウガラシの根本に、1〜2ヶ月前に香料温室で1粒だけ収穫できたビャクダン(Santalum album)の種を蒔いておいたら無事発芽してきた。昔、インドネシアでは寄生植物の白檀の苗を作る時、トウガラシの鉢に蒔くのだと聞いていたので、試してみたのだ。画像で根元にひょろっと見えるのがそれだ。ビャクダン科で東南アジア原産。

この記事へのコメント
今日は本当に珍しい初めてみる希少なお花ですね。
オサ・プルクラとポートランディア・コクシネアはコスタリカ、パナマ限定の珍しい植物です。
こんな植物が見れるのも中米放浪難民経験者の学芸員さんのおかげです(^^♪
この2種は友の会の方の寄贈植物。世の中にはこういう珍品コレクターもいるんですよ。