ソテツの新芽ラッシュ、交配など
先にカイガラムシの害がひどくて1号温室のザミアなどは全て葉を刈ってしまったのだが、ここに来て一斉に新芽が出てきた。最初に葉を展開したのはエンセファラートスのロンギフォリウス(Encephalartos longifolius)。ベッドの角で一番チェックし易いので、朝晩見ているが、これでもかというほど消毒したのに、葉の裏にポツポツとカイガラムシが付いていて、これには驚いた。いくつでもないので、気がつくたびに取っているが、まるでイタチごっこだ。ナターレンシス(E.natalensis)も新芽が展開したので旧葉を切ったら、これにもカイガラムシが。ヒルデブランディー(E.hildebrandii)も茶色い新葉が伸びて来たので、旧葉をぐるりと切ったら、死角部分にカイガラがベッタリでガッカリ。丸坊主にしたセラトザミア・クエステリアナ(Ceratozamia kuesteriana)は新芽が鮮やかな茶色で綺麗なこと。これも坊主だったザミア・フルフラセア(Zamia furfuracea)も一斉に伸びて来た。1枚目がロンギフォリウス、2枚目奥がナターレンシス、3枚目がヒルデブランディー、4枚目がセラトザミア・クエステリアナ、5枚目がザミア・フルフラセア、6枚目はディオーン・インブリカータム(Dioon imbricatum)だ。全てザミア科で、エンセファラートスは南アフリカ、その他はメキシコだ。




次の2枚はサイカス・シンプリシピンナ(Cycas simplicipinna)の花粉をかけた雌の球果。隣にはミコリッチー(C.micholitzii)の雌雄の株が植わっていて、これも花を出している。ソテツ科で、前者はタイ、後者はベトナム産だ。
最後はエアプランツで花が咲き始めたアンドレアナ(Tillandsia andreana)とヘテロモルファ(T.heteromorpha)、定番のイオナンタ(T.ionantha)も咲いています。パイナップル科でコロンビア・ペルー、メキシコの順だ。



この記事へのコメント
ヘテロモルファの花は初めて見ました。フンキアナの親分の様なチランジアですね。これも育成難しそうです。
アンドレアナは確かに蒸れに弱いですね。管理は要注意です。
ヘテロモルファはフンキアナよりはるかに丈夫です。
フンキアナは冷房しないと咲きませんが、これは大丈夫です。