ディッキアの植え替え
昨日の休みは、球根の掘り上げ整理が一段落したので、懸案だったディッキア・マルニエール・ラポストーレイ(Dyckia marnier-lapostollei)の植え替えに取り掛かった。暑さの好きなディッキアは暑くなってから植え替えた方が好成績のはずだ。いざ鉢を手に取って見ると、5号ポットは昨年植え替えたので、それ程混み合っていない。枯葉を取り、葉先の枯れ込みを切って整理し、追肥の油粕粒をばら撒いて並べ直した。4号、4.5号ポットで育ち過ぎた株は、清掃後5号に鉢上げしたが、極力株分けせずに済ませた。去年4号に植えた子株の寄せ植えは旺盛に育っていて、これも株分けせずに鉢上げで誤魔化した。おかげでスペース的には1列分増えた程度で、何とか収まった。驚いたのはやはり真っ白で綺麗だというので増やしていたディッキア・フォステリアナ(D.fosteriana)の小型純白タイプ、4号鉢植えの群生株が6号サイズに育っていて、元気の良いこと。小型で扱いやすくて手頃だと思っていたのだが、植物体自体も去年の倍サイズになっていてビックリ。パイナップル科でブラジル原産。

リビングでは、私のアマリリス交配種中で一番有用だった赤ドラ(Hippeastrum draniae hybrid 'Akadora')が咲いている。赤いドラニアエの意味で、ドラニアエx令夫人で生じた、最も色の濃い個体だったから、仮名赤ドラで今日まで来ている。花茎が長過ぎる事、花が2輪しか咲かない事など、欠点だらけなので、あくまでも交配親に使っている。でも私の自信作、ハリソニー交配のワイン・ドリームの片親はこの赤ドラなのだ。ベランダの斑入りアルストロエメリアのロックンロール(Alstroemeria hybrid 'Roch'n'Roll')も今が満開で素晴らしい。前者は彼岸花か、後者はアルストロエマリア科で共に南米原産。



温室では刺物の刈穂玉(Ferocactus gracilisa)と竜眼(F.viridescens)が咲いていた。小型の白花大統領(Thelocactus bicolor)やヘキルリランポー(Astrop-hytum myriostigma)、四角ランポー、花園兜(A.asterias)も咲いていた。全てメキシコ原産だ。








この記事へのコメント
鉢数増えると置き場にも困るので、出来れば地植えにしたいくらいです。温室であれば寄せ植え等出来そうですね。
私は去年島根でD・ブレビフォリアを地植えにして無事越冬させました。元気です。
D・フォステリアナは小型細葉でとても魅力的なディッキアですね。
今回、どの株も大きく育っていて驚いたのですが、その代わり枯れて、なくなってしまったポットもいくつかありました。フォステリアナはブロメリアの矢部さんからのものですが、去年までは4号鉢でこんもり育ち、良い感じだったのですが、今回は育ちすぎです。