御衣黄咲く
分園入り口のゲート脇に植わっている八重桜の御衣黄(Prunus lannesiana ’Gyoiko’)が満開になった。ソメイヨシノが終わるか終わらないうちに咲き出すなんて初めてだ。今回は特に弁の緑が濃い気がして、黄色というよりも緑の花というイメージだ。バラ科で日本原産。



我が家でもクリーム色のツバキ、ダローネガ(Camellia japonica ’Dahlohnega)が見頃だ。何とも上品で素敵な花だ。これはツバキ科でアメリカの品種。白花のハナズオウ(Cercis chinensis)も満開になっていた。かつて植物園協会の会長をしていた滝戸氏にいただいた種子起源だ。これはマメ科で中国原産。香りの良いところではスイセンのウインストン・チャーチル(Narcissus hybrid 'Winston Churchill')が良く咲いている。丈夫で庭で増えていたのをプランターにまとめたのだが、私の好きな品種だ。ヒガンバナ科でヨーロッパ原産。




庭の片隅ではカラー(Calla aetiopica)も咲いている。ベランダではモラエアのネオバボニア(Moraea neopavonia)とツルバゲンシス(M.tulbaghensis)が見頃、最後に咲くギガンドラ(M.gigandra)も2輪だけ咲いた。その次の写真にはビローサ(M.villosa)も写っている。そして最後は雑草化したモラエア・ブレイニアナ(M.breyniana)。カラーはサトイモ科、モラエアはアヤメ科で南アフリカ原産。







この記事へのコメント
今年は暖冬だったので開花が早いのかな?こちらにも川土手にズラリ御衣黄の大きな桜並木があり、毎年楽しませてくれます。
こちらではいつも緑の桜と言う印象です。
控えめで趣のある桜ですが、遠目には葉桜?と言う目立たない地味な桜です。
当園ではまもなく、もう1つの黄色系桜の須磨裏普賢象が咲いてきます。
これも賑やかに咲きます。