モラエア・ビローサとアリスタータ

読者の方からビローサ(Moraea villosa)とアリスタータ(M.aristata)の同定について聞かれたので、ちょうど満開の昨日、写真を撮って、文献と付け合わせてみた。写真は最初の4枚がビローサで、後の5枚がアリスタータだ。アリスタータと一緒に咲いている派手な花はスパラキシス・トリカラー(Spalaxis tricolor)で、かつて球根学会に入会した際にプレゼントされた種由来だ。添付資料ビローサの図版のAとFがビローサ、アリスタータの図版のKがアリスタータだ。ビローサ.psdアリスタータ.psdDSCN2433.JPGDSCN2445.JPGDSCN2430.JPGDSCN2446.JPGDSCN2443.JPGDSCN2441.JPGDSCN2439.JPGDSCN2437.JPGDSCN2435.JPG5枚目写真のように、当園のアリスタータは弁が丸く豊満な咲き方をしているのに対し、ビローサの弁は細い。しかも今回初めて気が付いたのだが、ビローサには2色あるのだ。これまではビローサとアリスタータの雑種だろうと思っていたのだが、花形はビローサそのもので、中間形ではない。図版にも2色出ているから、変異のうちなのかも知れない。でも今年初めて気付いたので、今まではなかったような気もする。よくよく見てみると面白いものだ。次は我が家で咲き始めたネオパボニア(M.neopavonia)。一番綺麗なので、我が家で大事に増やしているので、園には少ない。明日の休み、いい写真が撮れると思っていたが、今日の暴風雨でダメに成ってしまったかも知れない。以上、アヤメ科で南アフリカ原産。DSCN2411.JPGDSCN2413.JPGDSCN2409.JPG最後は我が家のリビングに飾ってあるツツジのセイシカ(Rhododendron latoucheae)だ。枝は細くて華奢だが、花付きは良く、素晴らしい。ツツジ科で沖縄原産。DSCN2417.JPGDSCN2414.JPG

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