満開のケープバルブが見事

今日は日差しも出て、中庭のケープバルブが満開になった。昨日、たまたまお見えになった植物園関係者には見てもらったが、一般のお客様の順路ではないので、折角の花が勿体無いというか残念だ。香料温室横ではモラエア・アリスタータ(Moraea aristata)とビローサ(M.villosa)、スパラキシス・トリカラー(Spalaxis tricolor)が満開だ。ただ不思議なのは昨年までは嫌って程咲いていたスパラキシスが、今年は数えるほどに減ってしまったことだ。このベットは、縁に植えてあったスイセンのオドルス(Narcissus odorus)が殖えてベッド全体に拡散したこと、モラエアの余剰球根をここに植え込んでしまった事、ベッセラ(Bessela elegans)やグラジオラス(Gladiolus dalenii)、ハブランサス(Habranthus spp.)も次々と植え込み、挙句はベラドンナ・アマリリス(Amaryllis bella-donna)やブルンスドンナの新世界(Brunsdonna 'Shinsekai')まで植え込んだので、スパラキシスが負けてしまったのだろう。今咲いているのは、もっぱら花壇の外や土手の上で、元々の場所ではない。DSCN2336.JPGDSCN2330.JPGDSCN2328.JPGDSCN2331.JPGDSCN2333.JPGDSCN2338.JPG果樹温室横ではモラエア・オクロリュウカの黄花タイプ(Moraea ochroleuca 'Yellow')とモラエア・ブレイニアーナ(M.breyniana)がメインで、特に鈍いオレンジ花の後者の花茎の数は凄まじい。DSCN2344.JPGDSCN2341.JPGDSCN2347.JPGDSCN2349.JPGDSCN2345.JPGDSCN2352.JPGバナナ温室横は、モラエア・パリダ(Moraea pallida)とオクロリューカ(M.ochroleuca)に加え、スパラキシス・グランディフローラ亜種アクティロバ(Spalaxis grandiflora
ssp.acutiloba)とブルビフェラ(S.bulbifera)が満開で、その雑種のクリーム色花も咲いている。以上全てアヤメ科で南アフリカ原産だ。DSCN2365.JPGDSCN2362.JPGDSCN2357.JPGDSCN2360.JPGDSCN2364.JPGもう一つ南ア原産でサトイモ科のヘラクレス・カラー(Zantedeschia aetiopica ’Hercules’)も1輪咲いている。DSCN2340.JPG

この記事へのコメント

K・かずお
2024年04月07日 21:12
凄い!素晴らしいです!
温室内ではなく、外路地に雑草のごとく繁殖し咲き誇る熱帯植物たち。まるで自生地と勘違いさせる光景です。(行った事ありませんが(笑))
この様な植生が見られるのは此処を置いて他にありませんね!
うしさん
2024年04月07日 21:52
えぇぇΣ(Д゚;/)/ 通路にお花が溢れているのに通路じゃないとこに咲いているのですか!?(゜ロ゜ノ)ノ 今回は以前教えてもらったアイスクリームバナナの木を撮って大満足して帰ってきましたf(^_^)
またいろいろなお花を教えてくださいませ(*^^*)
学芸員
2024年04月08日 14:50
学芸員
2024年04月08日 14:55
K.かずおさん、香料横は今日の方が凄いです。よくこれだけ球根が増えたなという位咲いています。小森谷さんに見てもらって自慢したいのが、私の本音です。
うしさん、オオオニバスの所では今斑入りバナナが成っていたはずですが、気が付きましたか。池の反対側から見ると見えるんですよ。