ソテツの新芽ラッシュ
分園展示室前の中国のソテツ、サイカス・パンジーファーエンシス(Cycas panzhihuaensis)に雄花が出て来たと思ったら、対面した土手に植えたタイワンソテツ(C.taitungensis)にも雄花が出てきた。温室ではアンスリウムの間に置いてあるフィリピンのソテツ、サイカス・ワーデイ(C.wadei)に雌花が出てきた。まだ昨年の花序が元気で受精した果実もそのまま残っているのに、随分と気の早いソテツだ。これらはソテツ科だ。



ベッドではセラトザミア・マツダエ(Ceratozamia matudae)の雄花が出ているが、今年は交配相手の雌花が出なかった。先般交配したマクロザミア・ミケリー(Macrozamia miquelii)とセラトザミア・メキシカナ(Ceratozamia mexicana)は受精したそうで、果実が大きくなってきた。セラトザミアはメキシコ、マクロザミアはオーストラリア原産で共にザミア科だ。タイのソテツ、サイカス・シンプリシピンナ(Cycas simplicipinna)も種子が大くなってきた。これがソテツ科だ。


新芽では南アフリカ原産のトゲオニソテツ(Encephalartos ferox)、その横でイノピヌス(E.inopinus)、レーマニー(E.lehmannii)の新葉が出ており、ベッドでメキシコ原産のディオーン・プルプシー(Dioon purpusii)、ディオーン・ルツェドウスキー(D.rzedowskii)、展示室前でディオーン・エドゥーレ(D.edule)の新葉が出ている。土手に植えてあるオーストラリア原産のレピドザミア・ペロフスキアナ(Lepidozamia peroffskyana)にも新芽が出ている。全てザミア科だ。







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