香料温室が花一杯

花の少なくなったこの時期、香料温室だけは開花ラッシュだ。エキゾチックなショウガの花、スマトラ原産、ジンジベルのチョコレート・ドロップ(Zingiber macradenium 'Chocolate Drop')とマレーシア原産、レッド・フロッグ(Z.newmanii 'Red Frog')が満開。同じくショウガの類ではシロフイリゲットウ(Alpinia intermedia 'Albo-lineata')やハナシュクシャ(Hedychium coronarium)が早くも咲いている。前者は日本、後者はインド原産だ。DSCN8871.JPGDSCN8869.JPGDSCN8886.JPGDSCN8884.JPGDSCN8895.JPGDSCN8889.JPGコスタスもコモーサス変種ベーカリー(Costus comosus var.bakeri)とスピカータス(C.spicatus)、メガロブラクテア(C.megalobractea)が咲いている。フクジンソウ科で、前2種は熱帯アメリカ、後者は熱帯アフリカ原産だ。DSCN8883.JPGDSCN8881.JPGDSCN8168.JPGDSCN8169.JPGDSCN8903.JPGDSCN8901.JPG花木ではモクレン科のギンコウボク(Michelia x alba)、ツルでは東南アジア原産、キョウチクトウ科のエーライシャン(Telosma cordata)とシクンシ科のインドシクンシ(Quisqualis indica)が満開だ。ちなみにギンコウボクを今調べたら交配種とあり、これには驚いた。キンコウボク(M.champaca)とモンタナ(M.montana)との雑種らしい。キンコウボクも私の実生苗が横に植えてあるが、もう天井につかえる大きさなのに1度も花が付かずがっかりしている。インドシクンシは今回八重ばかりが咲いていて一重はまだ咲いてこない。DSCN8899.JPGDSCN8897.JPGDSCN8892.JPGDSCN8891.JPGDSCN8875.JPGDSCN8873.JPG下草に古くから植えてあるキツネノマゴ科、ウルグアイ原産のディクリプテラ・スブエレクタ(Dicliptera suberecta)も今が満開だ。なかなか綺麗な植物で、グランドカバーには持ってこいだ。DSCN8879.JPGDSCN8877.JPG

この記事へのコメント

うしさん
2023年06月22日 08:59
あぁぁ。゚(゚´Д`゚)゚。 キンコウボクどうしたんですかね? 大きくなったのにお花が咲かないなんて、悲しすぎます( ´△`)

実は「もっと大きくなりたいのに、天井が( ;´・ω・`)」と言ってたりして((゚□゚;))
そんな声は聞こえませんか?
学芸員
2023年06月22日 18:01
うしさん、これだけは植物に聞いてみないとわかりませんね。私らの常識ではもう咲いても良いサイズです。