バンガジュツなど
1号温室でショウガ科の薬用植物バンガジュツ(Kaempferia galanga)が咲いた。ケンフェリア・ロスコエアナ(K.roscoeana:K.amoena)、バンウコン(K.rotunda)などに続いての開花だ。本種は小型種で花の傷まないうちにと写真を撮ったが、灌水しただけで花が傷んでしまったようで驚いた。


中庭では秋咲きスノーフレーク(Leucojum autumnalis=Acis)が満開になった。いつもスピーディーな開花に驚かされる。ヒガンバナ科でヨーロッパ原産。
その向かいでは地涌金蓮(Musella lasiocarpa)が沢山咲いているが、昨年定植したばかりの赤花の地涌金蓮も大きくなってきた。幹や葉柄にも赤味があるので、一目でそれとわかる。開花が待ち遠しい。バショウ科で中国原産。
この土手ではブッドレア(Buddleja davidii)も一斉に咲き始めた。枝が脆いため、風が吹くとボロボロに折れてしまうが、この時期は生育も旺盛なので、すぐ回復する。ゴマノハグサ科で中国原産。

その下では芝生に植えたサイカス・デーバオエンシス・ハイブリッドに(Cycas debaoensis hybrid)雄球果が出て来た。隣のデーバオエンシス(C.debaoensis)は昨年結実したため、今年は花が出そうにない。折角実った果実は、寒さで傷み茶色くなってしまって、全部駄目だった。
果樹温室の横では、モラエアなどの枯れた地上部を整理した後から、昨年植え込んだハブランサス(Habranthus sp.)が花を上げ始めた。1枚目、パラグアイの大輪タイプと2枚目、ブラジルの小輪タイプとを植えたが、どちらもそこそこ咲きはじめた。ヒガンバナ科。
また一度大雨でバタバタ倒れていたハアザミ(Acanthus mollis)も剪定したら回復して今は満開だ。キツネノマゴ科でヨーロッパ原産。

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