ロスマニア・カペンシス開花
昨日は終日ヤシの剪定をして疲れ果て、早く帰ったのだが、帰宅時、階段の正面に植えてあるロスマニア・カペンシス(Rothmania capensis)に蕾が見えた。そろそろだと思っていたので、ブログネタも乏しい時期だしラッキーと喜んだ。早くに寝て、休養十分で今日は休み。早速2階に上って窓から覗いてみると案の定それが咲いていた。昨日見えた蕾は3〜4個だったが、窓から屋根の上に出て見てみると結構咲いていて、おまけに果実まで見えて大喜び。高さ5mもある大木に育ってしまった本種だが、国内でこんな大きな木を育てている人はいなかろうと思うと、誇らしくもある。クチナシの仲間で夕方には結構匂うのだが、朝方は全然匂いを感じなかった。アカネ科で南アフリカ原産。



その下ではギボウシの寒河江(Hosta 'Sagae')が満開。本種は30年も40年も前に掛川の加茂花菖蒲園で入手した物だが、ギボウシのベスト品種として私のお気に入りで、こうして100芽にも殖やして楽しんでいる。以後あれこれ導入してみたが、どれもイマイチでもう残っていない。最近タキイから、ファイアー・アイランド(Hosta 'Fire Island')という真っ黄色の品種を購入したが、これは綺麗でいい。寒河江並みに殖やしててみたい品種でせっせと肥培している。

玄関横ではアジサイのアナベル(Hydrangea arborescens 'Anna Belle')が咲いてきた。粗末に扱っても新芽に花芽が付くので、こうして時期になると咲いてくれるのが嬉しい。アジサイ科で北米原産。他のアジサイはもうピークが過ぎ、衰退気味だ。品種は隅田の花火(HG.macrophylla 'Sumida-no-Hanabi')と城ヶ崎(H.macrophylla 'Jogasaki')。これらは日本原産。



同じくクロコスミア・ルシファー(Crocosmia hybrid 'Lucifer')も咲き始めた。今年はこの辺りをイノシシに掘り返され、大分整理したが、これから一斉に咲いて来るだろう。以前英国に行った時、イングリッシュガーデンで最も印象に残ったのが本種で、早速購入して植えたのだ。と言ってもこの分譲地には昔から本種の原種クロコスミア・クロコスミーフローラ(C.crocosmiiflora)が野生化していて、こちらは抜いてはせっせと処分しているので、随分な話だ。アヤメ科で南アフリカ原産。
最後は花が終わって結実段階に入った我が家のドリアンテス(Doryanthes palmeri)。1年置きくらいに咲く我が家のドリアンテスだが、開花後は結実して大量の種子が取れるので、いつも処分に困ってしまう。興味本位で種を蒔く人はいても、開花まで育てられる人は稀だろう。ドリアンテス科でオーストラリア原産。
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