タベビア咲く
1号温室の棚下に置いてあるタベビアに気が付いたら花が咲いていた。本種は1991年にワニ園の従業員旅行でガム島に行った時種を採集して来たのだから、もう実生32年だ。OBの佐藤さんも種を蒔いて、オオオニバス池の縁に植込み。これは早くから咲いていた。それがこの棚下で虐められながら耐えること32年、私の剪定の隙をついて花を付けたということだ。確か種名はタべビア・ローゼア(Tabebuia rosea)だったと思うが、常緑なので落葉樹のイペーのような豪華な咲き方はしない種だ。緑の枝先に花がパラパラという感じだったと思う。ノウゼンカズラ科でメキシコ〜南米原産。今この温室ではマダガスカル原産のハイビスカス・フェルギネウス(Hibiscus ferrugineus)も咲き始めた。これはアオイ科。その横ではオーストラリア原産、ヒガンバナ科のクリナム・ベノーサム(Crinum venosum)、アフリカ原産、フクジンソウ科のコスタス・スペクタビリス(Costus spectabilis)、イワタバコ科のグロキシニア・ブロケード・ミックス(Sinningia hybrid 'Brocade Mix))、シンニンギア・カージナリス(S.cardinalis)、シンニンギア・ラティフォリア変種ペンドゥリナ(S.latifolia var.pendulina)など。これらはブラジル原産。また同じくブラジル原産のエイセア・ブルーメナビア(Eithea blumenavia)など、各種が入り乱れて咲いている。温室の外、展示室前の小花壇ではモーリシャスの絶滅危惧植物、キキョウ科のネソコドン・モーリティアヌス(Nesocodon mauritianus)が満開だ。これも植栽して30年だ。花の奥の赤い蜜が特徴的で、強く印象に残る。
この記事へのコメント
ネソコドン・モーリティアヌスのお花が下を向いて咲いているのが、ホタルブクロみたいですね😊
先日テレビで「昭和は熱海伊豆などに社員旅行に行った」と話していた人がいて、じゃあ その地域の会社はどこに?と疑問でした。
「従業員旅行でガム島に」まで読んで『超いいじゃんo(*゚∀゚*)o』って読み進めたら、まさかの種を採集するミッション付き😱
気が向いたら、他の年の従業員旅行で集めたお花も紹介してくださいね✨