我が家のアマリリス

休みのたびに雨で気が滅入ってしまうが、それに加えて今日は庭をイノシシに荒らされておりガッカリ。最近道路で雄の大きなイノシシを何度か見かけており、毎日帰宅時には注意して走っているのだが、今年も庭に来るとは思わなかった。去年食い散らかしたオキザリス・ペスカプラエ(Oxalis pes-caprae)がちょうど咲き誇っていたので、その根を食べに来たのだろう。目的は分かっているので、それ以上は荒らされないだろうが、また休みの仕事が増えてしまった。今日は我が家のアマリリス。私の作出品でベストと思われるハリソニー交配(Hippeastrum harrisonii hybrid)が咲いて来たのでまずそれから。これは令夫人(H.hybrid 'Reifujin')とドラニアエ(H.doraniae)の交配でできた赤ドラにハリソニーを交配(H. 'Akadora'x harrisonii )したもので、何しろ色が良い。兄弟株にはワインドリーム(H.hybrid 'Wine Dream')と命名したが、これもワインカラーでほぼ同じ花だ。しかも生育旺盛で繁殖も良く、この鉢にも3球植えで5本花が立っている。植え替えてみるとよくわかるが、水生の血を引く本種は、とにかく根の量が多く、良く育つのは当然だ。ワニ園でも今ハリソニーが一斉に花を上げているが、アングスティフォリウムの血の入った系統(H.angustifolium x harrisonii)は、株が弱り、今年は花が上がって来ないようだ。だから同じような色合いの我が家の株は貴重なのだ。4枚目は令夫人、5枚目は令夫人にドラニアエを交配して作った「女王の香」(H.hybrid 'Jo-ou-no-kaori')、6枚目はパロディー交配のコーラル・パロディー(H.hybrid 'Coral Parodii')だ。DSCN6434.JPGDSCN6432.JPGDSCN6363.JPGDSCN6430.JPGDSCN6427.JPGDSCN6435.JPG他には、ワニ園では既に咲き終わってしまったペティオラータム(H.petiolatum)、クリーム色のエバンシアエ(H.evansiae)に加え、クリーム色のムーンライト(H.hybrid'Moon Light')、同じくクリーム色のレモンライム(H.hybrid `Lemon Lime')が咲いている。DSCN6425.JPGDSCN6441.JPGDSCN6440.JPGDSCN6444.JPGワニ園ではフィリピン産のソテツ、サイカス・ワーデイ(Cycas wadei)の果実が熟して来たようだ。交配した覚えがないので、何がかかったのか不思議だが、兎に角10粒位は収穫できそうだ。これはソテツ科。メキシコのソテツ、セラトザミア・メキシカナ(Ceratozamia mexicana)には雄花、オーストラリアのソテツ、マクロザミア・ミケリー(Macrozamia miquelii)には雄、雌とも花が出ていたので、交配してみた。今年はしっかりした種が採れそうだ。これらはザミア科。最後はタイ原産のサイカス・シンプリシピンナ(Cycas simplicipinna)で、これも雌雄並んで植えてあり、同時に花芽が出て来たので、今年は収穫可能だ。これはソテツ科。DSCN6336.JPGDSCN6337.JPGDSCN6413.JPGDSCN6416.JPGDSCN6417.JPGDSCN6420.JPG

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