アマリリスの季節到来
我が家の温室でアマリリスが咲き出し、咲いた順にリビングに持ち込むとたちまち一杯になってしまう。最初が私の作出したお気に入りの「緋の衣」、ボリビア原産のエバンシアエ(Hippeastrum evansiae)が3タイプ、小森谷さんの「令夫人」(H.hybrid 'Reifujin')とその子供の「女王の香」(H.hybrid 'Jooh-no-Kaori)などだ。私のアマリリス交配はこの令夫人から始まっており、「緋の衣」にもこの血が入っている。令夫人の美しさに魅了され、その交配親を小森谷さんに聞いたのがきっかけで片親、ベネスエラ原産のドラニアエ(H.doraniae)をプレゼントされ、令夫人と交配して私のアマリリス育種がスタートしたのだ。令夫人のもう1つの親は白花のボリビア原産、フラグランティッシマム(H.fragrantissimum)で、香りの原種なので、孫世代の「女王の香」は匂うのだ。白の上向きが令夫人、横向きが女王の香だ。温室でも1輪咲いていて、これも私の作った「コーラル・パロディー」(H.hybrid 'Coral Parodii')だ。これはボリビア原産、クリーム色のパロディー(H.parodii)にドラニアエを交配したはずだ。朝日の光で本来の色ではない。




ワニ園でも栽培温室で咲いたアマリリスが飾られており、珍しいパピリオ(H.papilio)も飾ってある。これも私の実生で、かつて球根学会に入会した際にプレゼントされた種子だったと思う。ブラジル原産。他の大輪アマリリスは昔のルードウィッヒ系アマリリスで、ずっと維持してきたものだ。



他の球根類では我が家のトリトニア・クロカータ(Tritonia crocata)、バビアナ・アングスティフォリア(Babiana angustifolia)、フリージアのピンク小輪原種(Freesia sp.'Pink')などだ。これらはアヤメ科で南アフリカ原産。




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