クリナム・カンパヌラータム
先日の暴風雨でベランダの球根類はほとんど見られない姿になってしまったが、新たにクリナム・カンパヌラータム(Crinum campanulatum)が咲き始めた。本種は水生の小型クリナムで、球根の直径が3cmで開花株、以後は株分かれして群生する。今年は植え替えて7号の鉢に3株づつ植えて腰水し栽培している。今年は花茎の伸びも良く、今5輪位咲いている。1日目の花が乳白色、底紅で咲き始め、徐々に色付き3日目には濁った紅色になる。30年程前にタキイで、平尾秀一氏由来の唯一のクローン株を販売したのだが、これは極めて花付きが悪く、私は花を1度くらいしか見たことがない。その後香港の友人が別クローンを送ってくれて、これは花付きが良いので、今ではこればかり栽培している。ヒガンバナ科で南アフリカ原産。



他にベランダの花ではモラエア最後の種ギガンドラ(Moraea gigandra)と小輪ピンク花のフリージア(Freesia sp.)が咲いている。これらはアヤメ科で南アフリカ原産。露地ではカラー(Zantedeschia aetiopica)が咲き、ギボウシの寒河江(Hosta 'Sagae')も新芽が一番美しい時期を迎えた。ベランダにおいた鉢植えのギボウシ、ファイアー・アイランド(Hosta 'Fire Island')も黄色が実に綺麗だ。前者はサトイモ科で南アフリカ原産、ギボウシはキジカクシ科で日本原産。









この記事へのコメント