マンゴーが満開です

暖かい陽気が続き、温室のマンゴー(Mangifera indica)も一斉に花を付けている。毎年のことだが、これだけ花が咲いていてもミツバチの羽音が聞こえないところが不気味で、沈黙の春そのものだ。これで実がとまってくれるのかと心配になる。ウルシ科でインド原産。DSCN4255.JPGDSCN4257.JPGDSCN4259.JPG隣の香料温室ではオオバンマツリ(Brunfelsia pauciflora 'Eximia')が満開だ。下田の了仙寺のニオイバンマツリは有名だが、確かに満開になると見事なものだ。ナス科でブラジル原産。香料ではないが、温室の隅にはスタッフが小笠原から持ち帰ったシマギョクシンカ(Tarena subsessilis)が飾ってある。何鉢もあって、これから次々咲いてくるはずだが、どう展示に使うか難しい所だ。これはアカネ科DSCN4249.JPGDSCN4247.JPGDSCN4251.JPGDSCN4253.JPG屋外では南アフリカの球根以外でも土手でシラユキゲシ(Eomecon chionantha)が満開になっている。伊東の植木屋さんに1株頂いたのが土手一面に殖えてツルニチニチソウを駆逐してしまった。ケシ科で中国原産。DSCN4285.JPGDSCN4283.JPGDSCN4281.JPG1号温室ではヒガンバナ科の珍種ユークロシア・ミラビリス(Eucrosia mirabilis)が見頃になった。本種の球根は育ちが良く、どれも卵大に育っているが、花芽を付けるのは毎年2〜3株、今年は3株4本の花が出て良い方だ。アンデス原産。中国原産、イワタバコ科のプリムリナ(Primulina sp.)も2輪目が咲いた。これもシマギョクシンカ同様スタッフの持ち込みだが、可愛い花だ。最後は研究室入り口で咲き始めたギャラクシア・フガシッシマ(Galaxia fugasissima、球根も花もごく小さいし花保ちも悪いので、実用性に乏しいのだが、これも最近はモラエア属にされたようで戸惑ってしまう。勿論南アフリカ原産でアヤメ科だ。DSCN4233.JPGDSCN4231.JPGDSCN4235.JPGDSCN4229.JPGDSCN4227.JPG

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