小球根の春
研究室入り口前に並べてある球根類の鉢植えの中で、まずラペイロウジア・オレオゲナ(Lapeirousia oreogena)の濃青色の花が咲き始めた。同じく濃いピンク花のラペイロウジア・シレノイデス(L.silenoides)も咲き始めた。特にシレノイデスは繁殖も良く、春の定番として沢山飾りたい植物だ。地味だが緑色の花のフリージア・ビリディス(Freesia viridis)も咲いている。これらはアヤメ科で勿論南アフリカ原産。この間から咲いているマッソニア・プストゥラータ(Massonia pustulata)も満開で見事。こちらはキジカクシ科だ。早咲きのバビアナ・セダーベルゲンシス(Babiana cederbergensis)も咲き始めたし、ハナニラのジェシー(Ipheion uniflora 'Jessie')も1輪咲いた。前者はアヤメ科で南ア原産、後者はヒガンバナ科で南米原産。この一角はオキザリス・バーシカラー(Oxalis versicolor)やラケナリア・アロイデス・クアドリカラー(Lachenalia aloides var.quadricolor)も満開でカラフルだ。前者はカタバミ科、後者はキジカクシ科で共に南ア原産。中庭ではスイセンの1番手として小型のテータティート(Narcissus hybrid 'Tete a Tete')がもう咲いている。オドルス(N. x odorus)ぼちぼちだが、まだ絵に成る程咲いてはいない。これらはヒガンバナ科でヨーロッパ原産。球根ではないがクリスマスローズのフォエティドゥス(Helleborus foetidus)とオリエンタリス(H.orientalis)も今が満開で見事。とは言ってもフォエティドゥスは小型で地味なので、目立たない。キンポウゲ科でヨーロッパ原産。
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