アサガオなど

1号温室の入り口頭上ではメキシコの野生アサガオ、イポメア・ランビー(Ipomoea lambii)が咲いている。ヒルガオを巨大にしたような花なので、派手さはないが、この時期にアサガオが咲いていること自体が珍しいので、お客様には喜ばれる。ヒルガオ科。DSCN2213.JPGDSCN2214.JPGDSCN2211.JPGDSCN2209.JPG入り口に飾ってあるラケナリア・オーレア・クアドリカラー(Lachenalia aurea var.quadricolor)、アップで撮ったらとても可愛らしいので紹介する。多分横浜のKさんの系統だが、毎年旺盛に繁殖し、樹勢が衰えることのない貴重な系統で、売店でも売っている。キジカクシ科で南アフリカ原産。DSCN2217.JPG中庭では中国のソテツ、サイカス・デーバオエンシス(Cycas debaoensis)の種子が大きくなってきた。前回も沢山収穫出来たが、1つも発芽しなかったので、今回は期待したい。横に写っているのはクリナム・ポウェリー・アリバム(Crinum powelli var.album)で寒さの傷みは目立たないが、その近くに植わっているクリナム・サマー・ノクターン(C.hybrid ’Summer Nocturn')やエレンボサンケ(C.hybrid 'Ellen Bosanquet')は完全に霜げてしまった。幸いベラドンナ・アマリリスの系統は寒さに強いので傷まないが、開花を期待して昨年地植えしたブルンスドンナの新世界(x Brunsdonna 'Shinsekai')は、とうとう咲かずじまいだった。というより、香料温室横のこのベッドに飢えたアマリリス自体も1つも咲かなかったと思う。ベッドが乾き過ぎるのか、栄養の問題か、原因を特定しかねるが、理解に苦しむ現象だ。DSCN2247.JPGDSCN2248.JPGDSCN2245.JPGDSCN2243.JPG最後は今の時期とても黄色が冴えるキンブチソテツ(Cycas revoluta)の葉。黄金ソテツは葉全体が黄色くなるが、これは葉先だけが黄色くなえる。また黄金ソテツは新芽時が黄色いのだが、キンブチの場合は寒中古くなった葉の葉先が強く発色するのだ。ソテツ科で日本原産。DSCN2253.JPGDSCN2250.JPG

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