本園に行けばスイレン
昨日、本園6号温室に咲くカエンカズラの取材があったので、ついでにカメラを持参し、熱帯スイレンの写真を撮ってきた。幸い昨日は夜咲き品種も咲いていたので、まずそれらから紹介する。ピンクの大輪のビセッティー(Nymphaea hybrid 'Bisseti)は1907年に作出されたクラシック品種だが、花は大きくて見事だ。次は赤の古典品種1922年作のH.C.ハールスティック(N.hybrid 'H .C.Haarstick)。夜咲きには赤、白、ピンクの原種しかないので、100年前から進歩の仕様がないのだ。スイレン科で原種はアフリカやインド原産。

昨日はギガンテアの系統が良く咲いていて、青花のギガンテア(N.gigantea)、淡色のインムタビリス(N.immutabilis)。交配種、掛川花鳥園で作出されたアオボンボリ(N.gigantea hybrid 'A o-Bonbori’)の順だ。スイレン科でギガンテア系はオーストラリア原産。



昼咲き品種ではピンクのタイ国産品種のチョーラープ(N.hybrid 'Choolarp')、デリケートなクリーム色を帯びたムーンビーム(N.hybrid 'Moon Beam')、唐子咲きのアレクシス(N.hybrid 'Alexis')などだ。近年の品種にはアレクシスのようなゴチャゴチャした花が多いが、私はシンプルな基本花型の花が好きだ。スイレン科で、これらの原種は南アフリカ原産のカペンシス(N.capensis)がメインだ。




次は8号温室で咲いていたオオオニバス(Victoria amazonica)の花。元々白い花だが、終わる前にはこのように赤くなっている。スイレン科でブラジル原産。
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