香料温室で

この時期、本当に花が少なくてブログネタに困る。そんな時、香料温室で咲いている花が役に立つ。今日はフブキバナ(Iboza riparia)から。先に栽培温室で仕立てた鉢物が満開だったが、ようやく温室ベッドの大株も咲いてきた。花序がスッキリした別タイプも見頃で、これで当分は楽しめそうだ。シソ科で南アフリカ原産。DSCN1880.JPGDSCN1890.JPGDSCN1888.JPGDSCN1892.JPGDSCN1894.JPGその裏ではヤコウボク(Cestrum nocturnum)の花も沢山着いていた。夜でないと匂いを確認出来ないのが残念だが、夏に限らずこうして冬でも咲いてくれるので、ありがたいことだ。ナス科で中南米原産。中国雲南省から来たモチゴメコウソウ(Semnostachya menglanensis)も1輪咲いた。これは米櫃に枝を入れて置くと、お米が新米の匂いになるという植物で、これ自体が食用になるわけではないらしい。キツネノマゴ科だ。DSCN1884.JPGDSCN1886.JPGDSCN1902.JPGDSCN1900.JPGもう1つ、前々から気にしていたコショウの実だが、今日見たら2房のうち1つが見当たらなかった。下に落ちていなかったから、誰かがゴミとして片付けたのだろうが、勿体無い話だ。
明日、担当者に断って残りの房をタネ用に採集しよう。コショウの株が老化したので、株の更新が喫緊の課題なのだ。次の赤い実はサイコトリア・プンクタータ(Psychotria puncutata)。かつてメキシコからトランキライザーの名で導入された植物だが、最近アフリカの植物と判明。アカネ科だ。DSCN1896.JPGDSCN1898.JPG温室の出た所では、プリムラ・マラコイデス(Primula malacoides)も鉢植えがこれでもかと言う程並んでいる。栽培温室では特別に実生するわけではなく、こぼれ種で生えた苗を鉢上げするだけだそうだが、それでこの数だから恐れ入る。サクラソウ科で中国原産。DSCN1908.JPGDSCN1906.JPGDSCN1904.JPG

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