カエンカズラもそろそろ
本園6号温室の担当者からカエンカズラ(Pyrostegia venusta)が咲き始めたので見に来て欲しいと言われ、早速撮影に行ってきた。例年に比べ蕾が少なく寂しい感じだが、画像にすれば変わらない。綺麗なものだ。ブラジル原産でノウゼンカズラ科のツル植物だ。

多肉のコーナーではハエマンサス2種が満開で可愛らしいこと。マユハケオモトの基本種(Haemanthus multiflos)と葉の細い変種のプーベッセンス(H.multiflos var.pubescens)だ。ヒガンバナ科で南アフリカ原産。バックにはスタンゲリアことオオバシダソテツ(Stangeria eriopus)の雄花が見える。スタンゲリア科で南アフリカ原産。休憩室寄りでは葉の青白いカリバヌス・フーケリー(Calibanus hookerii)が見事に繁っていた。葉の下にはトックリランのような幹があるのだ。今調べてみたらカリバヌスはボーカルニア(Beaucarnea)すなわちトックリラン属に統合されているようだ。キジカクシ科でメキシコ原産。


またベッドの各所ではアフェランドラ・オーランティアカ(Aphelandra aurantiaca)が丁度満開で可愛らしいこと。つい何枚も写真を撮ってしまった。キツネのマゴ科でメキシコ原産。

カエンカズラの下では葉の黄色いクリナム・キサントフィルム(Crinum xanthophyllum)が綺麗に育っていた。これはヒガンバナ科で太平洋諸島原産。この6号温室は昨年の同時期と較べると見違えるように綺麗になっていて驚いた。聞けば2週間ごとに液肥をやっているそうで、スタッフの努力に感謝。昨年分園から移植したソテツも元気で一安心。
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