カランコエ登場

バナナ温室と果樹温室の間、パパイヤ温室の入り口に恒例のカランコエの吊り鉢が飾られた。立性のカランコエ・マンギニー・ミラベラ(Kalanchoe manginii 'Mirabella')とハンギングタイプのサンライズ(K.manginii 'Sunrise')だ。栽培担当者は毎年の事ながら、ちゃんと時期までに仕上げて飾ってくれるから大したものだ。飽きっぽい私には出来ない芸当だ。ベンケイソウ科でマダガスカル原産。DSCN0691.JPGDSCN0692.JPGDSCN0688.JPGDSCN0694.JPGDSCN0697.JPGDSCN0699.JPGワニ池横の土手では、今年数少ないツバキが咲いている。ロゼフローラ系のヌッチオ#7601(Camellia hybrid 'Nuccio#7601')とハルサザンカの夢侘助(C.vernalis 'Yume-Wabisuke')だ。後者は浜松のサザンカ業者、村松剛氏の作出品種で私が命名したもの。ツバキ科で日本原産。
DSCN0860.JPGDSCN0859.JPGDSCN0854.JPG温室ではスミシアンサ・オーランティアカ(Smithiantha aurantiaca)の緑葉タイプと赤葉タイプが咲いているが、どちらも早い時期から大きく育っていたが、開花期になって急に株が弱って来て、本来の花が咲いてくれないで困ったものだ。イワタバコ科でメキシコ原産。DSCN0826.JPGDSCN0824.JPGDSCN0828.JPGDSCN0747.JPG最後は花芽が出てきたブラジル原産、イワタバコ科のシンニンギア・カーディナリス(Sinningia cardinalis)と南米原産、ヒガンバナ科のステノメソン・バリエガータム(Stenomesson variegatum)。後者は夏に咲かなかったので、1年振りの開花だ。DSCN0809.JPGDSCN0810.JPG

この記事へのコメント

木原
2023年01月03日 23:24
木原
2023年01月03日 23:30
本日案内して頂きありがとうございました。未だ興奮がおさまりません笑
早速奄美の植物好きの友人に清水さんの話をしたら、教えてもないのにこのブログを見つけて面白がっていました。いつか奄美の友人と行きます!
学芸員
2023年01月06日 10:11
先日はご来園、有難うございました。
昨日、大阪の方から奄美におけるカイガラムシ被害の実態レポートが送られて来ました。今、対策を施さないと手遅れになるという話で、応援を頼まれたのですが、実際は何もできないですよね。困った事になりました。
木原
2023年01月06日 20:44
 ソテツのカイガラムシの問題、ヤフーニュースのトップにも取り上げられてビックリして奄美の友人ともその話をしました。(悪いニュースなのが残念です。。。)
 友人曰く、多分薬剤散布したところで被害は食い止められないかもしれないけど、必ず耐性のあるやつがいて復活するのでは無いかと。
 奄美では近年マツクイムシでマツがかなりやられていた様なのですが、徐々に復活してきているとのこと。色々な対策の成果なのかもしれませんが、自然の力を信じたいです。
 ワニ園の友の会は今でも参加できるのでしょうか?できることなら参加して
会報も読みたいです。初めてお伺いしましたが、本当に面白かったです。環境に負荷の少ない温泉を利用した動植物園ということもすごく良いですね!
学芸員
2023年01月07日 18:20
残念ながら、今友の会は都合があって新規会員の募集を止めています。私は事務局で編集もやっていますから、どんどん会員を増やしたいのですが、難しい問題があって、ストップしています。会報は非常にレベルの高い内容で、国会図書館やキュー植物園にも献本しています。
今後連絡は差し上げたメールアドレスにお願いします。