ポリキシネ咲く
晩秋の宝石、ポリキシネ・コリンボーサ(Polyxena corymbosa)の花が咲き始めた。今年は球根を早めに植え替えたら、混じっていたラケナリアが容易に見分けられて、選別が出来た。本種は売店に並べてもすぐ売り切れる人気商品で、誰もが可愛いと思うのであろう。同時にラケナリアのルビダ(Lachenalia rubida)も咲き始めた。キジカクシ蚊で南アフリカげんさん。


次の画像はアマリネの新世界(x Amarine 'Shinsekai')で、当園では多分20球位に殖えているが、今年も1球も咲かなかった。先に小森谷さんをお訪ねした際、その話になって、今小森谷さんが実践している腰水栽培に移行すれば花が着くのではないかという結論になった。確かに香料温室横に植えたベラドンナ・アマリリス(Amaryllis bella-donna)は新世界も含め1球も咲かなかったのだが、それはこのベッドが乾きやすく、今年は特に水分条件が悪かったのかも知れない。ヒガンバナ科で南アフリカ原産。
温室では先般花が咲いて同定できたエクメア・クレイニー(Aechmea kleinii)の実がオレンジ色になって来た。これはこれで可愛いものだ。ティランジアの棚下ではティランジア・ストリクタ(Tillandsia stricta)が1株咲きはじめた。もうそんな季節になったということ。パイナップル科でブラジル原産。

球根ベゴニアの奥では、エクアドルから来たコルムネア・シンフィー(Columnea schimpfii)がよく育ち花を付けている。毎年2回くらい挿木更新が必要で手がかかるが、とてもすてきな植物で私は気に入っている。

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