キリカズラがまた見頃に
道路脇の法面で野生化し、一面に繁っているキリカズラ(Asarina erubescens)の花がまた多くなって見頃だ。タキイでもサカタでもツルキンギョソウ(A.antirrhinifolia)のような小型種は扱うが、一番花の美しい本種を紹介しないのは勿体ないと思う。もっと普及してしかるべき植物だと思う。ゴマノハグサ科でメキシコ原産。


我が家ではオキザリスの花が多くなって来た。一番華やかな桃の輝き(Oxalis glabra)は今年は順調で、これから長期間楽しめそうだ。本種の球根はごま粒のように小さく、一度掘り上げると翌年、全然育たないので、土のまま休眠させ、株分け式に植え替えるのが正解みたいだ。次のヘテロフィラ(O.heterophylla)は球根はニンニクの粒のように大きいのがゴロゴロ収穫できるが、植え付けても出て来る苗は貧弱で、期待を裏切られる。兎に角球根は良く殖える。逆に全然殖えないのが次の黄花のマンジャナ(O,'Manjana')で毎年4号鉢のままだ。カタバミ科で南アフリカ原産。


先だって三宅さんが送って下さったトリトニア・ラキシフローラ(Tritonia laxiflora)も良く咲いていて、花も長持ちしそうで楽しみな植物だ。アヤメ科で南アフリカ原産。ネリネはサルニエンシス系(Nerine sarniensis cvs.)が大体終わって、これからはマンセリー系が咲いて来る。そのマンセリー(Nerine manselli)の1番花が咲いてきた。このマンセリー、好きで殖やしていたのだが、昨年、切り花をやりたいという人に分譲してしまったので、個体数が減り、今年は6本しか花が出ていない。またせっせと殖やそう。肥培が効くのが本種の特徴で、肥料で煽れば結構繁殖するのだ。ヒガンバナ科で南アフリカ原産。



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