オウムカズラ咲く
本園から連絡があって8号温室のオウムカズラ(Mucuna bennettii)を見てきた。今年は80房も蕾があるそうで、この撮影時点で10房程が咲いていた。何時見ても鮮やかな花色で素晴らしい。本種は春と秋2回咲くのだが、ここの所今の時期の花が多くて、春は少なく、報道公開も秋ということ。マメ科でニューギニア原産。



8号温室はいつも花が多くて、ついでに撮影してくるのだが、パラグアイオニバス(Victoria cruziana)の花が咲き、アイスクリームバナナ(Musa paradisiaca 'Ice Cream')が実っていた。オオオニバスはスイレン科でパラグアイ原産。八重のワルセビッチア(Warszewiczia coccinea 'David Auyang')もちょうど新しい花が咲きかけていた。植物園で飾る植物としては、もっとも珍しくて希少価値のある素材なのだ。アカネ科で西インド諸島原産。

水草では、巨大なサトイモ科のモントリカルディア・リニフェラ(Montrichardia linifera)に花が咲いていた。ブラジル原産。同じく水草でミズオジギソウに似たマメ科のエスキノメネ・フルイタンス(Eschinomene fruitans)とアカバナ科のルドウィギア・セディオイデス(udwigia sedioides)が満開だった。これもブラジル原産。


池の縁では青い花が美しいツユクサ科のブルー・ジンジャー(Dichorisandra thyrsiflora)とクサギ科のクラリンドウ(Clerodendrum nutans)が 咲いていた。前者はブラジル、後者はアッサム原産。


この記事へのコメント
オウムカズラは、一度だけ我が家で開花した後 枯死。その後 何度も栽培に挑戦しましたが、小さな個人宅の温室では栽培自体が難しく、本年春に最後の苗が枯死。再挑戦しないこととしました。
Warszewiczia coccinea は、苗を入手して10年くらいになりますが、枯れかけては再生の連続で、60cmくらいの高さのままで未だに開花に巡り会えていません。
クランリンドウは、何時でも手に入るという気安さから、手を抜きすぎて枯死。
植物の栽培は、面白くもあり、いらだちのもとでもありますが、私にとってはボケ防止のもとでもあります。
偶々来週 宮古島へ旅行を予定していますので、インドシクンシの苗が見つからないか探してみたいと思っています。アドバイス有り難うございました。
ブルンスヴィギアは、8月にB.グレガリア、9月にB.リトラリス、10月にB.グランディフローラと次々開花し、ようやくブルンスヴィギアの開花が終わるところです。我が家のブルンスヴィギアは全て冬場も外に置いて放置の状態ですので、これら3種以外のB.ジョセフィーナエなどは開花に至っていません。