エクメア・クレイニー
この1月旧知の知人から名前はわからないがということで、斑入りのブロメリアが1株送られてきた。見た感じネオレゲリア・カロリナエの斑入りトリカラー(Neoregelia calorinae 'Tricolor')をコンパクトにしたような植物だ。それが最近蕾を出し、昨日写真を撮ってみたらもう蕾が開いていた。このタイプの蕾の植物は園には古くからエクメア・ブルーメーナビー(Aechmea blumenavii)があって青い蕾を着ける。だから、この蕾もいずれ青くなるのかなと思っていたら黄色いまま咲いたということだ。それではとエクメアの多く載っているブロメリア本で確認するとエクメア・クレイニーの斑入り品種(A.kleinii 'Variegated form')であることが判明した。やはり花があると同定は簡単でいい。パイナップル科でブラジル原産。入口では先日、横浜の村田さんにいただいたばかりのアザレアツバキが奇麗に咲いた。咲いたばかりの新鮮な花なので、赤が鮮やかで実に美しい。村田さんが花木としてぜひ普及させたいおっしゃるのも当然か。ツバキ科で中国原産。1号温室、ティランジアの奥では亀甲竜(Dioscorea elephantipes)の雄株が満開だ。これで3度目の開花だと思うが、ツルが伸びずにこんなビッシリ咲いたのは初めてで、これだと花にも観賞価値があるなと思う。ヤマノイモ科で南アフリカ原産。イワタバコのコーナーでは紫花のユーコドニア・アデル(Eucodonia 'Adele')が満開で実に美しい。本種は他種とは違い、涼しくなってきた頃本領を発揮するので、観賞期間が長い。定番のプリムリナ・ラティフォリア(Primulina latifolia)もまだ良く咲いている。これは中国原産。
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