メディニラの花
千葉のエクゾチック・プランツ、尾崎さんに頂いたメディニラ・クラッサータの交配種(Medinilla crassata hybrid)が咲いたので、1号温室に飾った。担当者によると、挿し木して殖やしたいのだが、新芽が全て花になってしまうので、切るに切れないとのこと。なんとも贅沢な悩みだ。ご覧の通り上品な花で、とても素晴らしい花木だ。マグニフィカ(M.magnifica)ほど大きくならず、手頃な大きなで仕立てられるのも好ましい。ノボタン科でフィリピン原産。

売店前の温室にはやはり尾崎さんにいただいたファグラエア・セイラニカの黄斑入り(Fagraea ceilanica 'Yellow variegated')があるが、これも奇麗な樹姿をしており、やっと大きく成って来たが、私のお気に入りだ。キキョウ科で東南アジア原産。
その横では先だって3輪咲いていたクバノラ(Cubanola domingensis)に4輪目の花が咲いていた。咲き始めると次々咲いて、この間までの気の持たせ振りは何だったのかと思う。アカネ科でキューバ原産。
この辺の鉢にはブラジル原産のイワタバコ科小球根、クリソセミス・フリードリッヒスターリアナ(Chrysothemis friedlichstahliana)が咲いている。このようにこぼれ種では簡単に育つくせに、鉢上げして肥培し、越冬させると全て球根が腐ってしまって、芽が出た例しがない。何とも気難しい植物だ。
売店の横、建物の下の雨の当たらない場所に、デウテロコニア・ロッテアエ(Deuterocohnia lotteae)とロレンツィアナのグレイフォーム(D.lorentziana 'Grey form')、ローレンツィアナ(D.lorentziana)そのものなどの補植をした。温室や私宅で殖え過ぎた株をここの棚に並べて置いたのだが、温室からまた鉢がくるので、その前に、以前の続きに植え込んだのだ。












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