エチオピアのカランコエ
分園売店前の温室で、ヘディキウム・ゴメシアナム(Hedychium gomezianum)の果実がはじけ、赤い実が見えていたので撮影に行った。ショウガ科でタイ原産の着生種だ。
そうしたら、丁度食虫植物の会の柴田さんにいただいたエチオピア産のカランコエ(Kalanchoe sp.)も咲いていた。こぼれ種で毎年更新しているので、敢えて種を播かなくても維持出来ているのだが、兎に角生育旺盛で丈夫だ。背が高く伸びてヒョロヒョロしているので実用的では無いが、毎年確実に咲いてくれるのが嬉しい。これはベンケイソウ科の多肉植物。

気が付いたらこのカランコエの茎にカイガラムシが着いていて驚いた。多分となりのアデニウム(Adenium obesum)から移ったのだろうが困ったことだ。このアデニウム、新しいカイガラムシ用の薬剤コルトを使って、効果があったように感じていたのだが、もうカイガラが復活したということだ。
実は1号のソテツコーナーもコルトを100㍑散布して、一時は効いた気がしていたが、最近猛烈にカイガラムシが増えたので、今日スプラサイドを100㍑散布した。結局スプラサイド頼みで、生産中止になった将来どうするんだという話。次は研究室入り口で咲いていたラケナリア・ルビダ(Lachenalia rubida)。背が伸びて横たわってしまったので、こんな形で咲いている。南アフリカ原産でキジカクシ科の小球根だ。友の会のYさんにいただいたネリネの交配種ウンドゥラータxフレクスオーサ(Nerine undulata x flexuosa)も満開になった。片山さんの交配種も満開だが、ピンクが淡くてインパクトに乏しい気がする。ヒガンバナ科で原産地は南アフリカ。


最後は入口のオオイタビ。だんだん紫色に変色した果実が多くなり、大いに気になる。ただ先日2果収穫して割ってみたら。まだまだ未熟で、本当に熟すのは当分先だろう。クワ科で日本原産。













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