晩秋のサボテン
休みの日が快晴だとサボテンも花が多い。最初は冬〜春にかけて咲く紅梅殿(Gymnocactus horripilus)だ。私が1973年にメキシコを訪れ、フィールドの初日に見たのが本種だったので、とても印象深い。今年はフライング気味に早く咲いている。次は白花姫牡丹(Ariocactus kotschoubeyanus )、これは1977年、トゥーラの町外れで群開風景に接し感激した植物だ。白っぽい泥から蕾だけを持ち上げて咲いていた風景は忘れられない。
次のフェロカクタス・リンゼイ(Ferocactus lindsayi)もそうだ。1973年と1977年の2回自生地を訪れ、開花風景に接した植物。平尾さんのシャボテン誌に紹介記事を書いたのも懐かしい思い出だ。
次はカリフォルニア半島産のエビ、エキノセレウス・ブランデジーだ(Echinocereus brandegeei)。これも1973年と77年に見ているはずだが、花は見ていない。立派な花に驚いている。
次はコピアポアの黒王丸(Copiapoa cinerea)とエスメラルダナ(C.esmelardana)。形のひしゃげた黒王丸だが、花付きは良く、今年4回目だと思う。エスメラルダナは更に花付きが良くて、今年もう10回位咲いているだろう。チリ原産。

次はペルー原産のマツカナ・マジソニオルム(Matucana madisoniorum)の白花とブラジル原産のユーベルマニア・フラビスピナ(Uebelmannia flavispina)。マツカナは周年ポツポツ咲くような印象だが、冬から春の花と思っていたユーベルマニアが秋から咲くのには驚かされた。
最後はブラジル原産のアロハドア・ナナ(Arrojadoa nana)。キリン降ろしは元気が悪いが、この株は夜の王女に接ぎ直したので元気だ。












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