ディオーンの花など
分園展示室前の小花壇で、ディオーン・エドゥーレ(Dioon edule)の雌雄の株が同時に咲いている。ただし2個並んでいる雌株の球果のうち、左側に見える今年の球果はまだ小さく、交配には早すぎる気がする。むしろ隣の大きくなった去年の球果の方が交配適期のように見えるが、こちらは昨年交配済みで、1月頃には収穫する予定だ。今年は雌の球果の発育が悪くて、交配に間に合わなかったということだ。ザミア科でメキシコ原産。
次はミャンマーから来た黒いショウガことケンフェリア・パルビフローラ(Kaempferia parviflora)だ。今咲いている株は遅くに発芽したので今頃咲いているが、本当は5〜6月に咲く花だ。いずれ根の味を見て見たいものだが、まだ生かしておくのが精一杯の状態だ。ショウガ科で東南アジア原産。
alt="DSCN3005.jpg" height="480" border="0" width="640">次は我が家のサボテンで、刺物の文殊丸(Ferocactus victoriensis)から。本種は時々思い出したように咲いてくれる。頭にアリがすなを積んで困ったものだ。次はマミラリアの白玉兎、ピンクの花がボツボツだ。その横ではギムノのホリディスピヌム(Gymnocalycium horidispinum)が咲いている。我が家の数少ないギムノの1つで、赤い花なので目立つ。
次はペルーアンデスから来た柱サボテンのクライストカクタス・スルシフェル(Cleistocactus sulcifer)。忘れた頃に花を着けるので、年に5〜6回は咲いているかも知れない。次はチリのネオポルテリア・チレンシスのアルビディフローラ(Neoporteria chilensis var.albidiflora)。これも季節外れに咲いた花の1つだ。そしてコピアポアの不明種(Copiapoa sp.)。実はコピアポア・ラウーイとして買った種から生えて来たので,名無しの権兵衛だ。雑種の恐れもあるが、奇麗に育っている。ただ気がついたら黄色い蕾が見えたので、これはと撮影した次第。注意していたが、花は咲きそびれたようだ。

最後は白刺象牙丸(Coryphantha elephantidens)と紅花象牙丸、鳥羽玉(Lophophora williamsii )の順だ。鳥羽玉はキリンウチワとの相性確認で接いだのだが、極めて生育旺盛で、たちまち大きくなる。以上メキシコ原産。















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