ジャカランダとブーゲンビレア
昨日、国道135号線の橋の上から本園のジャカランダ(Jacaranda mimosifolia)がチラッと見えたので、寄り道をして写真を撮ってきた。ジャカランダはまだ開花始めで満開ではないがそこそこに咲いている。10年程前に補植した株もそこそこ大きくなって結構咲いている。



ジャカランダとセットでフェンスのブーゲンビレアも満開。テリハイカダカズラ(Bougainvillea glabra var.sanderiana)という一番ポピュラーな種だが、花は見事。両種ともブラジル原産で、前者はノウゼンカズラ科、後者はオシロイバナ科だ。ゲート脇のハイビスカス(Hibiscus hybrid)も満開だった。アオイ科。この時期はただでさえお客さんが少ないのに、コロナ自粛でますます少なく、折角の花が勿体無い話だ。


分園では、今日もソテツの旧葉を切って手入れをしていたが、あれこれ花が出始めている。最初はエンセファラートス・イノピヌス(Encephalartos inopinus)の雌球果、小さいうちは雄球果と区別できないが、そのうちラグビーボールみたいに大きく成るはずだ。ザミア科で南アフリカ原産。オーストラリア原産、ザミア科のレピドザミア・ホーペイ(Lepidozamia hopei)も雄球果がでているが、これは後伸びて来るだけ。同じくオーストラリア原産、ザミア科のマクロザミア・ミケリー(Macrozamia miquelii)も雌球果が受精適期で鱗片が口を開けている。これに雄株の花粉をかければ確実に受精する。次は展示室前のディオーン・エドゥーレ(Dioon edule)の雌球果。交配してあるから種が出来ているはずだが、結果が判るのは半年先だ。ザミア科でメキシコ原産。最後は中国原産、ソテツ科のサイカス・パンジーファーエンシス(Cycas panzhihuaensis)の新葉の展開。丈夫で育て易い種だ。


















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