エビの季節到来
エビサボテンと呼ばれるエキノセレウス属の植物は花の美しさで定評がある。奇麗な花の好きな私には、おあつらえ向きで、しかも小型種が多いのでコレクションにも向く。そのなかでも今日の圧巻は28輪も群開した華山(Echinocereus papillosus)だ。学生の頃研究室のフレームにあった本種の美しさが忘れられないで、近年種子業者のリストに本種を見つけたとき躊躇無く注文した。もう20年になるかも知れないがキリン降ろしの株が30cmの盆栽角鉢一杯になり、この咲きっぷりだから一人悦に入っている。



次は金鯱の横に地植えしたパーケリー(E.parkerii)。鉢植えの株は奇麗に群生して見事な花だったが、こちらの方が幾分ピンクが濃くて奇麗な気がする。次は小型種の代表明石丸の仲間で変種のウェニゲリー・ベスビウス(E.pulchellus var.wenigerii 'Vesvius')。丸く整った球体から花を群開させるので好ましい。次は宇宙殿の変種でクルエゲリー(E.knippelianus var.kruegerii)。そしてエビの最後はパマネシオルムxラウーイ(E.pamanesiorum x E.laui)。勿論私の交配だが、三光丸系より早く咲くのが特徴。



刺物では金鯱(Echinocactus grusonii)の1番花が咲いた。大株だと年に30輪も40輪も咲くが、いつも咲いているとつい軽視してしまう。次は文鳥丸(Ferocactus histrix)、そして花色の変化が美しい竜虎(Ferocactus echidne)だ。我が家の主の1つ栽培50年の武者影(Thelocactus hexaedrophorus)も咲いた。古株になると刺が弱くなるので、特徴がないが、私には思い入れがある。最後はテロカクタスの紅梅殿(T.horripilus)だ。前にも書いたが1973年、メキシコのフィールドで初日に見たサボテンの1つだったので印象深い。



















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