実生30年生の競演
今年のパラモンガイア(Paramongaia weberbauerii)は栽培温室で咲いた1輪を加えて計5輪が咲く。そして今日までに3輪、そして今2輪が見頃だ。この種子は1995年、筑波のYさんに頂いたもの。そのオリジナル株が実生25年だが、その子供も実生11年で次々と咲いている。文献では実生3年で咲く例もあるというが、私の経験では早くて5〜6年、普通は8〜9年かかるのが実例だ。でも育て甲斐のある植物だ。チリ原産でヒガンバナ科の球根植物だ。

次は分園入口、ワシントニアの根元に植えた南アフリカ原産、ツルボラン科のアロエ・フェロックス(Aloe ferox)。高さ、株径とも80cm程の小さな株だが、花が出て段々色付いてきた。これも小苗を1990年に導入したのだから、丁度30年だ。鉢でずっと虐めていたので、こんな小さくて咲くのだろう。
次は園内図看板の横で大きくなり、花芽が出て来たパイナップル科でチリ原産のプヤ・チレンシス(Puya chilensis)。花茎がもう2m位に伸び、花序部分が膨らんで来たので、1月末頃には咲いて来るかも知れない。これも1990年にドイツのケーレスから種子導入したので、実生30年だ。

我が家ではオーストラリア原産、ドリアンテス科のドリアンテス・パルメリー(Doryanthes palmerii)に花が上がってきた。我が家では多分5回目位の開花だが、これも導入は1990年、友の会のKさんに、ガーデンパンに植えた実生1年苗を20本位いただいたのだ。今年は花芽の出るのが早かったのでもう花茎が4m位に伸びており、この分だと3月頃には咲くかも知れない。2階の窓の正面で咲いてくれれば写真が撮りやすくて助かる。













この記事へのコメント