ヤコウボクが満開

香料温室で、朝でもヤコウボク(Cestrum nocturnum)の匂いがぷんぷんしているので、昨晩温室を覗いてみた。すると温室に入る前から周囲に匂いが立ちこめており、その強い香りに驚いた。温室に入り電気を点けて見ると正に満開。その強烈な香りは頭が痛くなるほどだった。それじゃどんな匂いなのと聞かれると困るのだが、私の香りの引き出しには無い、例えようのない香りで、敢えて言うならトイレの芳香剤を連想させる匂いだ。ナス科で西インド諸島原産。DSCN9642.jpgDSCN9644.jpgDSCN9647.jpgナイトジャスミン(Nyctanthes arbor-tristis)も咲いていたが、この日はインドシクンシも本種もヤコウボクの香りに負けてしまい確認しなかった。アカネ科でインド原産。この温室、日中にはユニークな花形のリナカンサス・ナスータス(Rhinacanthus nasutus)が咲いていた。中国原産、キツネノマゴ科の薬用植物だ。DSCN9650.jpgDSCN9664.jpgその横では斑入りのヘディキウム・ドクター・モイ(Hedychium hybrid 'Dr.Moi')が咲いていた。丈夫なので、来年は外に植えてみようと思う。その温室の外ではヘディキウム・シルシフロラムとハナシュクシャ(H.thyrsiflorum x H.coronarium)の交配種が寒い中で咲いていた。株がコンパクトで好ましいタイプの植物だ。DSCN9668.jpgDSCN9672.jpgDSCN9671.jpg売店前の温室ではヘディキウム・ゴメシアナム(H.gomezianum)の2番花が咲き始めた。この時期、案外ヘディキウムが多くて意外だった。ショウガ科でインド原産。DSCN9660.jpgDSCN9663.jpg

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