日の出丸など
我が家には長野の両角さんにいただいた日の出丸(Ferocactus latispinus)と、平尾さんとメキシコに行った際、オアハカで採集した、真珠に風貌の似た背の高くなる日の出丸がある。今回咲いているのは両角さんのオーソドックスな日の出で、氏自慢の実生苗だ。2株頂いたので、すぐに交配して2代目を育て、キリンウチワ接ぎで5号鉢サイズを4株育てていた。所が今年、この実生系の苗が全て銹び上がりで見られない姿になってしまった。おまけに秋に成っても新刺も出ず、先日、4株とも泣く泣く処分した。回復の見込みが無いからで、キリン降ろしの刺物にはよくこういう事がある。直径15cm位の見頃になった太平丸や赤刺金冠竜、神竜玉、大竜冠、鯱頭やジョンストニアヌスも、頭が坊主になって駄目にし、今は23cmのカルメン玉、15cmの綾波にも同じ症状がでている。後はいつ処分するかという段階で、20年も大事にしてきた株を処分するのはやり切れない。キリンウチワ由来のウイルスの仕業かも知れないが、悔やむに悔やみ切れない。と言いながら今年も神竜玉(Echinocactus parryi)を沢山接いだ。

次の画像のユーベルマニア・ペクチニフェラ(Uebelmannia pectinifera)とフラビスピナ(U.flavispina)もキリン接ぎ。ペクチニフェラは直径15cm、高さ20cmになっているが問題はない。以上はブラジル原産。次はメキシコ原産で、株径18cmのチュルビニカルプス・ディキソニアエ(Turbinicarpus dickisoniae)や13cmの黒槍丸(Gymnocactus gielsdorfianus)もキリン接ぎだが大丈夫。


以下の花牡丹(Ariocarpus furfuraceus)や白花姫牡丹(A.kotschoubeyanus)、玉翁(Mammillaria hahniana)は正木苗。

最後のアロハドア・ナナ(Arrojadoa nana)は三角柱接ぎでブラジル原産。













この記事へのコメント